フランスMBA&音楽留学体験記
コンサルタント歴9年の父はINSEADのMBA、バイオリン歴2年の娘(4歳)は音楽学校で学ぶべく2007年7月から約1年間フランスに行きます。一緒に渡仏する母と1歳の息子の4人でのフランス留学体験を書いていきます。


プロフィール

MademoiselleMozart

Author:MademoiselleMozart
FC2ブログへようこそ!



最近の記事



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カテゴリー



FC2カウンター



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



RSSフィード



リンク

このブログをリンクに追加する



スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


推薦状
MBA受験には推薦状が必要です。この推薦状は日本の学校の受験や転職の時にはほとんど使われないので僕も誰に何を書いてもらえばよいのかよく分かりませんでした。ビジネススクールからは直属の上司ともう一名から二通の推薦状をもらうようにと指示されます。さらに推薦者が有名人かどうかは重要ではなく、アプリカントのことをよく知っていることが大事だと言われます。これ以上のことはアドミッションからはなかなか聞き出せないので、僕も誰に何を書いてもらえば良いのかはすごく悩みました。同じような悩みを持つ方から相談を受けたので、その方に答えた僕の体験を書こうと思います。

推薦者に必ず書いてもらおうと思ったのはこれまでのキャリア→ビジネススクール留学→キャリアゴールの流れが客観的に見ても現実的に達成可能だと言うことです。そこでまず一人目の推薦者として当時働いていた会社の社長にお願いしました。社員が100人以下の会社だったので僕の仕事内容、キャラクターや成長の過程も把握してもらえていること、ビジネススクールを卒業しているだけでなく今は講師もやっているのでビジネススクールの価値について語れることと僕がキャリアゴールで設定したコンサルタントとしてのキャリアアップの頂点にいる方なのでキャリアゴールのリアリティや必要なステップについても語れるということで完璧だと思いました。推薦状の中ではこれまでの仕事での強み・弱み、ビジネススクールで学べることとそれがその後のキャリアゴールにつながるであろうことを書いていただきました。具体的なエピソードをビジネススクールの価値観に訴える形で書いていただけたので、かなり強い推薦状だったと思っています。

次にもう一人の推薦者は誰にするか悩みました。当時働いていた会社の直属の上司にお願いしようかとも思ったのですが、社長の推薦状と同じような内容になりインパクトが弱くなりそうでした。そこで別の観点から僕の強みを裏付けて弱みをカバーしてもらえる方としてクライアントのディレクターの方にお願いしました。僕がエッセイの中で一番のアチーブメントとして書いていたプロジェクトを発注していただいていた方でもあります。エッセイの中では自分が何をしたのかを中心に書いていましたが、その仕事がクライアントの企業の中で長期的にどのようなインパクトを与えたのかをクライアントの視点で書いてもらいました。自分でいうと胡散臭くなるような話もクライアントに書いてもらえば真実味のある話しに聞こえるのでエッセイとうまく連携する形で書いてもらいました。またその方は他のコンサルティングファームとも仕事をした経験がおありだったので、他のファームのコンサルタントよりも良い仕事をしたと書いてもらうことができました。僕の場合には当時働いていた企業のブランド力の低さが気になっていたのですが、日本の大企業のディレクタークラスの方から推薦状をもらえていることと他のコンサルティングファームからのコンサルタントよりも良い仕事をしたと言ってもらうことでだいぶカバーできたと思います。

アプリカントによっては直属の上司には推薦状を頼みにくい場合などもあると思いますが、推薦状は合否を左右する重要なファクターなので手を抜かずに取り組まれた方が良いと思います。推薦状でアピールすべきことを抑えられるのであれば、直属の上司でなくても以前の上司やクライアントなどにお願いすることも可能だと思います。まずはこれまでのキャリア→ビジネススクール留学→キャリアゴールの流れを的確に評価できる人を探すところからはじめてみてはいかがでしょうか。



有名企業出身でないと合格できないか?
あるMBA受験生から“有力企業出身でないことは合格するためにハンデになるか”と相談を受けました。人間力で負けたのであれば仕方ないけど、所属している組織のネームバリューで勝負がつくのであれば納得がいかないという趣旨でした。僕自身が誰も聞いたことのないような企業の出身でINSEADと他にも数校に合格したので、可能だと自分の体験からも言えます。それでもやはり有力企業の出身者の方が有利なところはあるかなという気はします。有力企業の出身者でない場合はこれにあわせた作戦をたてる必要があると思います。

有力企業の出身者のほうが有利だと思った理由はビジネススクールのアドミッションが知っているので話は早いことです。有力企業の名前がレジュメに載っているとどういうタイプの仕事をしてきたかのイメージがパッと浮かぶでしょうし、合格させるときにもなんとなく安心感はあると思います。またビジネススクールにとっては学生が卒業後にいい企業に就職してくれることは重要です。卒業生を採用する企業の中には有力企業の出身者を好むところはあるでしょうからやっぱり有力企業の出身者の方が有利な面はあると思います。特に社費派遣の方の場合は有力企業が将来の幹部候補で会社が学費を払う価値があるほどの人材と認めていて卒業後の就職先も確保されているわけです。

この前提で有力企業出身でない人が合格するには自分自身の中身勝負に持ち込むことが必要です。言い換えると有力企業の人と比べても負けないレベルの仕事をできるアドミッションに認めてもらえればよいわけです。その場合に自分の出身企業と有力企業を比較しても会社のアピールにしかならず、個人のアピールを十分にできなくなる可能性があります。それよりも出身企業をとりまく業界全体の中での自分の状況を説明する方が良いと思います。僕の場合はコンサルタントの一般的なキャリアレベルに基づいてどのレベルにいるのかを意識して、プロジェクトマネージャーとしてプロジェクトのデリバリーには責任を持っている上でその売上高を具体的な数字で示しました。またクライアントには欧米投資銀行や日本でも有力な製造業の企業が多かったので、これらの企業の役員クラスの方々と仕事をした経験もアピールしました。

これによって“有力企業の役員との仕事を通じてまとまった規模の売り上げを任せられるコンサルタント”とアドミッションに思ってもらうことを狙いました。このような人はどのコンサルティングファームでも欲しがる人材であり卒業後に就職先を見つけられるだろうし、これまでの経験はビジネススクールの授業の中でも貢献できるとアドミッションにも認識してもらえると思ってアプリケーションを作りました。そうなれば出身企業のネームバリューのハンデはそれほどなく、自分自身の中身での勝負に持って行けると思います。



Financial Accounting
P1の授業であるFinancial Accountingはいわゆる財務会計の基礎コースです。会計の授業といっても、経理とか簿記で勉強した複式簿記の考え方や伝票を切ってB/SとP/Lの作り方はさらっとやるだけでした。このコースのテーマは財務諸表は企業が外部の投資家などとコミュニケーションする際の共通言語としてとらえて、これをどのように活用するかだと思っています。これまでに財務諸表を使っていくつかの企業のパフォーマンスの分析をしましたが、企業が生み出しているキャッシュの量、効率やこれに伴うリスクがどの程度なのかが驚くほどよく分かりました。自分が企業に投資をする立場の場合にはどうやって企業のパフォーマンスを評価するか、企業を経営して投資を受ける立場の場合には企業のパフォーマンスと次の打ち手をどう説明するかを考えさせられます。

また同時にこれまでの企業不祥事でどのような会計処理が行われていたのかも学んでいます。会計の原則にはあいまいさが残されており、このあいまいさによって事業の特徴にあわせた会計処理を選択することが出来るようになっています。しかしこのあいまいさを悪用すると、売上や利益を過剰に大きく見せてその会社の経営陣にとって有利な財務諸表を作ることができます。このような不正が起きやすいところやその見分け方も学んでいます。

7年ほど前に会計システム導入プロジェクトに関わったことがあるので会計の基本は分かっていたつもりでしたが、全く違う視点で話が進んでいくので毎回新鮮な驚きがあります。

キャンパスビジット
INSEADでも授業がはじまったこともあってビジネススクール受験を考えている方からキャンパスビジットの相談を受けることがあります。キャンパスビジットとはビジネススクール進学を考えている受験生が、学校を訪れてインフォメーションセッション、学生とのランチや授業の見学などをすることで、これを通じてその学校のことをより深く理解するとともに、入学審査官とコネクションを作り、その学校に対する熱意をアピールできると言われています。何人かの方と話をした中でキャンパスビジットについての期待値が高すぎたり外れていたりという場合もあったので、話した結果のサマリーをここで書いておこうと思います。

まずはキャンパスビジットは合格するためにどれぐらい重要かということですが、僕の場合はキャンパスビジットした学校に落ちたこともあるし、キャンパスビジットしていない学校にも受かったこともあります。統計データを持っていないので分かりませんが、キャンパスビジットをした人とキャンパスビジットをしていない人の合格確率はそれほど大差はないのではと思っています。ただキャンパスビジットによって大きな成果を得て、合格につなげていった人もいます。その人たちが何を得ていったかと言えば、やはりその学校をよく理解してその学校に行きたい思いをよりクリアに持てたことではないかと思います。僕は“学校をどれだけ理解しているか”は合否を大きく作用する要素であり、学校の特徴を理解した上で入学後に何をしたいのかを語れないと合格する可能性は低いと思います。

次に何を理解すれば学校を理解したことになるのかですが、これは各学校が育てようとしているリーダーのタイプとそのために用意しているオポチュニティだと思います。自分のリーダーとしての現在地とこれから目指したいところがあり、このギャップを埋めるために必要なトレーニングが何かを考えていき、それがその学校で出来ることなのかを調べていくと見えてくると思います。例えばINSEADでは国際的なリーダーを育てようとしており、そのためにキャンパスをヨーロッパとアジアに持ち、クラスの中に多くの国籍を持った学生を集めているし、そのための授業も用意されていることが調べていくと分かり、だから自分にはこの学校があっていると思っています。

“学校の特徴はキャンパスビジットをしなくても分かるではないか?”とも聞かれたのですが、その通りだと思います。僕が今INSEADのWebサイトを見ていると学校の特徴がよく表現されていると思いますし、僕がエッセイを書くためにいろいろな人の話を聞いてようやく知りえたと思っていた情報はほとんど載っています。ただ僕がMBA受験をしていたころは、Webサイトに書かれていることの背景や前提が分らないので意味を正確に理解することが出来ずにいました。そこで僕はまずはWebサイトなどの公開されている情報をじっくり読んで学校の特徴や入学後に学校でやりたいことの仮説を立てました。そのあとで卒業生や現役の学生にコンタクトしてその考えをぶつけてみました。最初は僕が誤解していたりするのですが、これも訂正してもらい最近の状況などを教えてもらっていくと、最後の方では“そういう目的でビジネススクールに行くのであればうちの学校はぴったりだね”と卒業生に行ってもらえました。ここまで言ってもらえるに到った学校には合格することができました。キャンパスビジットはこのためのプロセスで使う手段の一つと僕は位置付けていました。多くの学生や学校関係者と話するには絶好の機会だと思います。ただ自分の仮説が練れていない状態でキャンパスビジットをしても得るものは少なく、わざわざ遠くまで出かけて行ったのに得るものが少なくなってしまう可能性があります。

フォンテンブローにいる現役学生としては、“ヨーロッパまで来たのでちょっと寄ってみました。”と言ってINSEADにキャンパスビジットして下さる方ももちろん歓迎します。でもキャンパスビジットの成果はその準備量と関係していると思いますので、せっかく来るのであればその価値を最大限にするように準備をしてから来られたほうが良いと思います。

こうすれば受かるMBA 2007
MBA受験生の間では有名なサイトになっている“こうすれば受かるMBA 2007”に僕のMBA受験体験を書きました。受験の時にはこのサイトには大変お世話になりました。どうしてよいのか分からずにいるときに、諸先輩方の体験を参考にしていろいろなやり方を試してみましたし、つらかったときに勇気づけられもしました。僕の体験記もよかったら見てやってください。

http://sky.geocities.jp/kousurebaukaru2007_owner//author12.html





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。