フランスMBA&音楽留学体験記
コンサルタント歴9年の父はINSEADのMBA、バイオリン歴2年の娘(4歳)は音楽学校で学ぶべく2007年7月から約1年間フランスに行きます。一緒に渡仏する母と1歳の息子の4人でのフランス留学体験を書いていきます。


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2週目の授業
語学学校もまた1週間終わり何人かのクラスメートは母国に帰っていきました。そんな2週目の授業はどんどんエスカレートしていきました。最初の週に自己紹介の表現をいろいろ覚えたと思ったら、今週はナント恋人を探す!練習でした。まずはテキストにあるアノンス(広告のようなもの)が恋人を探す男女が書いたもので、自分の年齢・体格・職業・性格・趣味と希望するパートナーの年齢性格などが書かれています。形容詞と男性・女性の活用などの文法を学ぶのが目的なのですが、途中からみんな文法のことはは忘れていきます。

まずは男と女を表現するのにどういう形容詞を使うかをクラス全体で話しました。みんなIntelligentとかResponsableとかいい意味の形容詞を適当に並べるだけなので盛り上がらなかたので、そこで僕が“女性はHysteriqueだ。なぜならうちの4歳の娘は毎日突然ヒステリーを起こして、僕はしょっしゅう怒られて大変だ。”と言うと盛り上がり始めます。他にはと聞かれたので“あとはCompliquee(複雑?)でMysterieuse(不可解)で理解できない。この間も妻と買い物に行って、2ついい服があったので妻がどちらの服にしようかと相談してくるので、右がいいと僕が答えると5分後に左の服を買っていた。全く理解できない”と言うとまた笑いが。男はどうだというので、“Stupid(バカ)だ。うちの息子は1歳なのに全然しゃべらない。娘が1歳の時にはもっと話をしたのに全然話さないから男はバカだと思う”というとまた笑いが。お前はとんでもない家族だなという話になり、そんなお前はどうなんだ?と聞かれたので、“形容詞はよく分らないけど、僕は話を聞かない。妻と娘がいろいろ言ってくるけど、ほとんど聞いていないんだ”と言うと大変な家族だねということで盛り上がりました。

雰囲気も和んだところで授業の後半はいよいよメインイベントで、習った表現を使って二人ペアでダイアログを作ってみんなの前で発表します。僕のパートナーはタイから来た16歳のご令嬢です。名前、年齢、職業や趣味などをお互いに話しなさいと先生から指示されて、二人の子持ちでどんな会話するのかとちょっと戸惑いましたがここはフランスなんだからと開き直ってやりました。二人でフランス語の会話を考えて準備して発表したら大爆笑でした。実際はこの倍ぐらいは話したのですが、笑いの起こったところを中心に再現します。

令嬢 : Quelle est ta nationalite ? (何人ですか)
男 : Ju suis japonais. Et toi? (私は日本人です、あなたは?)
令嬢 : Ju suis thailandaise. (私はタイ人です)
男 : Tres bien. (それは素晴らしい)←みんな笑う
令嬢 : Quelle est ta profession ? (仕事は何をしているのですか?)
男 : Je suis consultant. Je suis intelligent et responsable. Et toi ? (コンサルタントです。そして頭がよく、責任感が強いです。あなたは?)
令嬢 : Je suis lyceenne. (高校生です。)
男 : Lyceene ? Quel age as tu ? (高校生?何歳なのですか?)
令嬢 : J’ai 16 ans. Et toi ? (16歳です。あなたは?)
男 : Tu es tres jeune. J’ai 31 ans. Est-ce que ju suis trop vieux ? (あなたは若いですね。私は31歳です。ちょっと年上すぎますか?) ←みんな爆笑
令嬢 : Non, non (いえ、そんなことはありません)
男 : Qu‘est-ce que tu fait ? (あなたは普段何をしていますか?)
令嬢 : J’aime ecouter de la music R&B. Et toi ?(R&Bを聞くのが好きです。あなたは?)
男 : J’adore voyage. Je visite Thailande 10 fois. Je travaille beaucoup, 60-70 heures par semaine. Mais, je gagne beaucoup. (旅行が好きです。タイにも10回行きました。あとは仕事です。週に60-70時間働きます。しかし、お金はたくさん稼いでいます。)
令嬢 : ----(どうコメントしていいのか苦しそうな表情。)

と最後にみんな爆笑で終了です。いつもの日なら文法とか発音についてコメントされるのですが、今日に限っては“年が離れすぎているからうまくいかないと思う”(ロシア人女性)“とか”お金の話をするのはよくないと思う“(ロマンチック&乙女チックなチェコ人女性)とコメントされました。そんな中でイタリア人男性からは、”あのフィーリングならいけると思う“とコメントされました。その翌日の授業では電話でデートに誘う練習で、今度のパートナーは20歳のイタリア人の女の子です。二人で映画に行って食事をする約束ができました。実際には授業が終わったらイタリア人の女の子はさっさと教室を出ていき僕も妻と子供のもとへ帰ったのですが、軽く夢を見させてくれる授業でした。

それにしてもこんな授業ははじめてです。これがフランスなのでしょう。来週やる範囲のテキストを見ていると結婚式らしき写真が出ています。来週は結婚してしまうのかもしれません。

クラスの中での役割
今週になって韓国人が帰国し、イタリア人とメキシコ人が加わったので13人のクラスになりました。このクラスメートの中での僕の役割も何となく決まってきました。きょうは授業でフランス語の早口言葉をやることになりました。先生が早口言葉を黒板に書いて3回読んだ後でみんなに向かって“さあやってみましょう!!、出来ますか?”と聞きました。クラスメートはみんな緊張で雰囲気が固くなっているところで僕が“Non, Non, Je ne comprends pas.”(いいえ、分りません)とニコニコしながら言うと大爆笑。先生はそんな僕を1番にやれと指名し、僕はとにかくチャレンジです。発音を直されながら3回も言い直してなんとかクリア。次の人からはリラックスして僕よりも上手に早口言葉を読んでいきます。

そのあとで二人でペアを組んで、教科書の問題を解きました。今日の僕のパートナーは今週からやってきたメキシコ人。彼女は昨日の授業では全くついていけず、昨日彼女が組んだスペイン人とのペアワークでは何をするのか分からなかったようで一人で違うことを言っていてスペイン人も困っていました。きょうも授業の前半でペアワークをすることになりました。先生の指示を受けてさあはじめようかと思って様子を見ると、教科書の違うページを開いています。そうじゃないと説明しようとするのですが僕もフランス語ではうまく説明しきれず困っ、となりのペアを見るとちゃんとやっていたのでそれを見ろというとやっと彼女も分かったようです。それからはじめたのですが半分も出来ないうちに時間切れ。

授業の後半でもう一度ペアワークの機会がありました。先生の指示を聞いて彼女を見ると分かっていなさそう。とは言え僕にも説明は難しい。そこで先生を呼んで、“Je ne comprends pas.”(分かりません)と言うと、先生は僕の意図がわかったようでもう一度今度は具体例をつけて説明してもらいます。それでも彼女は分らなかったようなので、先生の説明内容と具体例をもう一回僕が説明して最初の課題を一人でやってみました。これで彼女も完全に理解してくれたようで、そこから先の問題は二人でちゃんと出来ました。二人の回答を発表すると“Tres bien.”と先生にも言ってもらえました。彼女もうれしかったようで、授業の後で“Mercy”(ありがとう)と言われました。

フランス語が出来ないなりになんとかチームには貢献できるようになってきました。僕の目指すところはこういう多国籍チームでリーダーシップを発揮できるようになることなのですが、そこまではまだ到達できていません。こういう機会を活かしてもっとがんばろうと思います。

Alliance Francaiseのクラスメート
パリのAlliance Francaiseに通って1週間になりますが、欧米人はあっという間にフランス語を理解してどんどん力をつけていきます。初日は僕のほうが分かっている部分もあったのですがあっという間に追い抜かれてしまいました。僕は4時間の授業に加えて行き帰りの電車や家でも予習・復習でさらに5,6時間ぐらいはフランス語に触れて自分なりに力はついた感はあるのですが、さらに努力しないと彼らにはついていけないようです。

1週間たってクラスメートのことも分かってきました。みんな母国語+英語(さらに他の言葉が出来る人もいます)が出来てさらに他の言語を学ぼうという時点でインターナショナルなマインドがしっかいりしており、授業の中でこれまでに行ったことのある国やその国の印象を話した際もそれぞれの国を相対的にとらえて上で各国のよいところを見つけられているのは年齢とは関係なく成熟した感じがして僕は好きです。初日はみんなフランス語でしゃべろうとしたものもComplegte Beginnerレベルではほとんど会話が成立しないので、休憩時間は共通言語である英語で話しています。フランス語はその次に位置付られるようですが、フランス語を将来どう使うかはまだよく分らない人も多く、具体化されているのはファッション関係の人ぐらいでした。フランス語が出来るとかっこいいというのはみんな思っているようですが、使い道は英語ほどは広くないように思いました。

それと僕はこれまでアメリカ系の会社で働くことが多かったので、ここではアメリカ人もその他の国と同列に扱われているのが新鮮です。アメリカの会社にいるアメリカ人はマジョリティであり他の国の人がいてもアメリカのやり方でことを進めていきますし日本に来ているアメリカ人もアメリカ流で話を進めようとする人が多くいますが、ここではそうは行かないのかおとなしくしています。他国の人のやり方を見て探りながら動き、休憩時間には端っこで固まっている姿を見ると違う世界に来た感じがします。

しかしそれよりも驚いたのはタイ人の女の子です。僕は仕事で10回近くタイに行ってタイ人とはたくさん話をしてきましたが、今までに見たことがないタイプなので初日から不思議に思っていました。今日話をしてみると、タイの有名なアパレルメーカーのご令嬢で幼少の頃からインターナショナルスクールに通っているから英語も完璧で、日本にも何度も行って原宿で買い物して箱根の温泉に行くそうです。パリではファッションデザインの学校に通う片手間にフランス語もやっています。朝も寝坊して遅刻してくるし、ファッションデザインの学校があるからと早退していくので授業も半分ちょっとしか受けていません。計算してみるとフランス語学校とデザインの学校と宿泊費を足すと彼女は1日でタイの工場労働者の月給相当額を使っています。僕は他人事ながらもったいないと思いますが、パリの学校は親が勝手に手配したことなので彼女は別に気にしていません。彼女は16歳で、まさか年が僕の半分のクラスメートと勉強する日が来るとは思いませんでした。

また来週からの授業では彼らに置いて行かれないようにがんばろうと思います。


パリのフランス語学校
今週から3週間、パリにあるAlliannce Francaiseのパリ校に通います。Alliance Francaiseは直訳すると“フランス同盟”で語学学校とは思えない名前です。これはフランス語教育を世界の隅々にまで提供することによってフランスの価値観や文化を紹介することを目的に国家的な取り組みとして行われていることからきているようで、140カ国、1,000ヶ所以上の学校で30万人以上の生徒がいるそうです。日本にも名古屋、大阪、札幌、仙台と徳島に学校があります。日本の外交を考えたときにAlliance Francaiseのように日本語を海外で普及させる取り組みを進めるべきという意見も出されています。

パリの学校はサンジェルマン・デ・プレにあり、我が家からは約1時間30分なのでなんとか通学圏内です。学校全体では教室が30ほどあり、それがほぼ満員なのでかなり大きな学校です。僕は月曜日から金曜日の9時から13時まで週20時間のIntensive Courseをとりあます。朝、受け付けに行ったらいきなり早口のフランス語で話をされて全く分らなかったためにレベル判定テストなしでComplete Beginnerコースに行くことになりました。クラスは11名で、その出身国は韓国、中国、タイ、パキスタン、イタリア、スペイン、チェコ、ロシア、アメリカと日本の計10カ国で、アメリカ人が二人いる以外は全部違う国です。職業も学生、政府の役人、コンサルタントや芸術家などでこれもあまり重なりません。予想以上にDiversityのあるクラスメートでうれしいです。

初日の授業は自己紹介、各国の呼び方、授業の中で先生・生徒がよく使う表現や数字の読み方で終わりました。日本で既にやった内容が多かったのですが、先生の指示・説明が理解できないことが多いので何をすればいいのか分からず困りました。フランス語は隣国のイタリア人やスペイン人にとっても難しいようで発音、文法や数字の読み方もしょっちゅう間違えています。彼らでも難しいのかとちょっと勇気づけられますが、発音を一番直されるのは僕なのであまりえらそうなことも言えません。そんなこんなで4時間の授業が終わった時には疲れはてた帰り道で、18歳の初めての海外旅行でアメリカの語学学校に行った時のことを思い出しました。あの時の英語の音に対する学習は300-400時間ぐらいだったので今の僕のフランス語の音に対する反応と同じぐらいです。明日何時に来るとか宿題はあるのかを説明されても何も分らず、何度も聞き返したうえにあとでクラスメイトに教わりました。あの時と違いがあるとすると何も分らない言葉の闇の中にいるようなレベルでも必死にもがいていけば3週間ぐらいで光が射してきたことを経験しているので、分らないことや間違えたことを気にせずにとにかく前に進もうと思えることでしょうか。


フランス到着
フランスに到着しました。フランスは天気もよくオランダよりも暖かくて日本ほど暑くなく爽やかな気候でいきなり好印象です。北欧の人が夏はバカンスで南欧に行く気持ちが少しわかりました。娘がきょう弾いたバイオリンの音もよく響いていて、フランスの気候はバイオリンに合うんだねと話していました。(本当かな?)今回の旅程は子供の体調も考慮して、CDG空港近くのホテルで一泊しました。これぐらいゆっくり移動すると時差ぼけを解消しながら移動疲れをためずに行けるので家族4人とも体調を崩さずに来れています。

ところでINSEAD留学が決まって最初に学ぶことになったのはフランス語でした。INSEADでは卒業までに3つの言語を話せるようになることが求められます。僕の場合は英語と日本語で2つの言語が出来るので、もう一つフランス語を選んで一から学び始めました。卒業要件クリアの判定は試験で行われます。MBAの授業で苦しんでいるときにフランス語の勉強もするのは大変なので、授業が始まる前にその試験に合格することを最初の目標に設定しました。試験はそれなりに難しいもののある程度基本的な文法や表現をおさえたところで、過去問などの試験対策をやればなんとかなるようです。そこでまずはフランス語の初級者向けのテキストを買って勉強をはじめ、やっているうちに面白くなってきて日本で約3ヶ月やってきました。勉強しながらふと何のためにやっているのかを考えたときに、これは将来自分がどこかの国に住んで働くことになったときのための練習ではないかと気づきました。

INSEADはグローバルに活躍できるリーダーを育てるための学校だと僕は思っています。そのためにはどんな国で働くことになっても、現地の人とちゃんとコミュニケーションしリーダーシップを発揮できるようになることが重要です。自分がそんなリーダーになるために、これから住む国の言葉をどうやって身につけて現地の人とコミュニケーションしていくかのチャレンジを今やってみようと思いました。試験をパスすることは必要ですが、それだけにフォーカスするのは違うと思っています。

日本でのフランス語学習は仕事や渡航準備もしながらなのでなかなかはかどらずにイライラしたこともありますが、よく考えてみれば将来自分が外国に行く場合も今と同じかこれよりも時間が限られた状況に置かれるはずですし、この状況でどこまで出来るかを考えるようにしました。結果的に日本での約3ヶ月で以下のことが出来ました。

1.まずはフランス語の音に慣れるための聞き流しで約300時間のリスニング
2.次に基本的な文法を理解するために薦められた文法書を2回読んで例文を筆写
3.日本での学習の仕上げとしてフランス語学校で約20時間のマンツーマンレッスン


その結果としてあいさつや売店・レストランでの簡単な注文であればできました。でもフランス語でいろいろ説明されるとほとんど分らず、何度か聞き返して最低限のことだけはやっと分かるぐらいのレベルです。リーディングは辞書をひきながらであればフランス語のホームページを読んで簡単な調べものは出来るようになりました。1,2,3やアルファベットの読み方からフランス語をはじめたにしては大したものだと思うとともに、コミュニケーションが全然とれないのは不安です。今後はフランスで生活をしながら、7月にパリの語学学校に3週間、8月にフォンテンブローの学校にも1週間通うことになっています。どこまで出来るのかチャレンジはまだまだ続きます。




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