フランスMBA&音楽留学体験記
コンサルタント歴9年の父はINSEADのMBA、バイオリン歴2年の娘(4歳)は音楽学校で学ぶべく2007年7月から約1年間フランスに行きます。一緒に渡仏する母と1歳の息子の4人でのフランス留学体験を書いていきます。


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Leading People and Groups
P1の授業であるLeading group and peopleはMBAで言うところの組織行動学の基礎を学ぶコースで、“リーダーとは何か”や“チームワークをよくするにはどうすべきか”と言ったことを勉強します。ただこれは正解がないテーマでもありどういう授業をやるのだろうかと思っていましたがやってみるととても面白いです。前回はトランプを使ったゲームを各チームでやったのですが、ゲームの途中で様々なイベントが起こりチームが混乱状態に陥ります。この混乱状態は異文化体験のシュミレーションでもあり、その時にみんなが何を考えてどう行動したのかをあとで話し合って考えていきます。また組織内の人間関係に問題が起こったケースについてクラスで議論します。上司・同僚・部下との関係や役割についてもいろいろな考え方があるんだなと思います。

今回はチームワークがテーマで、そこでクラシックのカルテットについての面白い論文を読みました。カルテットはクラシック音楽を演奏するグループで第1バイオリン、第2バイオリン、ビオラとチェロの4人の演奏者で構成されます。論文ではヨーロッパで活動する20のカルテットにインタビューをして、それぞれの役割や人間関係について分析していました。まず4つの役割について以下のようにまとめられていました。

第1バイオリン : 主要なメロディーラインを演奏することが多く、カルテットの中で最も目立つ。第1バイオリン奏者の名前がカルテットの名前に使われることも多い。
第2バイオリン : 第1バイオリンと演奏する楽器は同じだが第1バイオリンの演奏を際立たせるのが役割で、第1バイオリンよりも1オクターブほど低くハモリながら演奏していく。技術的には第1バイオリン奏者よりも高いレベルを要求されることもある。またいつかは第1バイオリンをやりたいと思っている人も多い。
ビオラ : 第2バイオリンとあわせて地味なパートを演奏する。元々はバイオリニストだったが、競争の厳しいバイオリニストの道は諦めてビオラに転向するパターンが多い。
チェロ : 最も低い音でカルテットを支えるとともに、第1バイオリンの次に主要なメロディーラインを担当することが多い。

カルテットでは4人がそれぞれ別の役割を担っており、それぞれの音が一つのハーモニーとなることが大事です。その中では第1バイオリンが一番目出つスターでありながら、カルテットの良し悪しを左右するのは地味な第2バイオリンとビオラだとも言われています。また第2バイオリンとビオラの担当者は第1バイオリンを目指していながら今は別の役割を担っており、それでもいつかは第1バイオリンを演奏したいと思っています。これまでもカルテットの演奏は何度も聞いてきれいなハーモニーで感動したことも多かったのですが、こんなに複雑な人間関係を抱えているグループだったのかと驚きました。

この複雑な人間関係の中でとりあげられていたのがリーダーシップの問題で、あるグループでは第1バイオリニストが独裁的なリーダーシップをとることでうまく行っている一方で、4人の合議制でより民主的に進めているところもありました。また第2バイオリニストは高いスキルが要求される重要な役割でありながらあまり評価されない場合が多く、このような役割を担うメンバーとの関係は難しいようで実際にカルテットの中で一番メンバーの入れ替わりが多いのが第2バイオリニストだそうです。また音楽の方向性や活動の進め方などについてメンバー間で衝突が起きた時に解決できない場合も多いようで、無用な衝突をさけたりうまく妥協点を見つける能力を各メンバーが持っているかも重要なようです。


ここでのカルテットにみられるような人間関係はどのチームにもあると思います。そしてこのような100%の正解のない問題について自分がどう行動するかが大事だと思います。いろいろな事例や人の考えを聞いていく中で自分の考え方の幅が広がって、自分がとるアクションの引き出しが増えせると良いなと思います。ただカルテットの話を読んでからは、将来娘がカルテットをやることになったらどうしようかが気になって仕方ありません。
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クラッシックの世界【2007/10/06 14:02】






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