フランスMBA&音楽留学体験記
コンサルタント歴9年の父はINSEADのMBA、バイオリン歴2年の娘(4歳)は音楽学校で学ぶべく2007年7月から約1年間フランスに行きます。一緒に渡仏する母と1歳の息子の4人でのフランス留学体験を書いていきます。


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フランス(シャンパーニュ)旅行
シャンパンが好きなのでChampagneに行ってきました。そもそもシャンパンとはフランス北部にあるChampagne地方でつくられたスパークリングワインのことで、フランスではVin de Champagne(シャンパーニュのワイン)として売られています。フランスの他の地域や他国でもスパークリングワインは作られていますが、これとVin de Champagneは別物であり、Vin de Champagneを名乗るには法的なさまざまな厳しい規制があります。また近所のスーパーではボルドーやブルゴーニュのワインは5ユーロ程度のものもあるのですが、Champagneは10ユーロ以下のものはなくフランスでも特別なワインとして扱われている印象があります。

Champagneの中心になるReims(ランス)は我が家からは車で約2時間です。まずはランスにある世界遺産のノートルダム大聖堂を見ました。ここは歴代のフランス王が載冠式をおこなった場所であり、ジャンヌダルクがシャルル7世にハッパをかけて連れてきて王にしたところでもあります。とにかく大きく、ゴシック建築の特徴がちりばめられています。シャガールのステンドグラス、ジャンヌダルクの像などとにかく盛りだくさんのカテドラルでした。
ランスの大聖堂外観

シャガールのステンドグラス

そのあとは早速ワイナリー回りです。今回の旅行では大きく分けて2種類のワイナリーを訪れました。まずは自社の畑の他社の畑からぶどうを買い付けて自社ブランドを醸造・販売するNM(ネゴシアン・マニピュラン)です。まずはその中でもPIPER-HEIDSIECKに行きました。ここはディズニーランドのアトラクションのようなカートに乗って地下のカーブをまわり、シャンパンの製造方法やその歴史を学び最後に試飲です。このカートに子供たちは大興奮で長時間の見学も退屈せずにいてくれました。試飲の場所も高級レストランのサロンのような場所でとてもおしゃれです。PIPER-HEIDSIECKは少し前に小さな瓶に入ったシャンパンをストローで飲むスタイルを提案していましたが、シャンパンを飲むシチュエーションまで含めてトータルでシャンパンを楽しもうというスタンスを感じました。
PIPER-HEIDSIECKの見学カート

PIPER-HEIDSIECKの試飲サロン

次に行ったのはMoet et Chandonです。ここはLVMH(モエ ヘネシー・ルイ ヴィトングループ)というシャンパン、コニャック、洋服、アクセサリー、時計などのあらゆる分野のフランスの高級ブランドを集めたような企業のM(Moet)の部分に該当するところです。日本でもMoet et Chandonは最も有名なシャンパンでしょうし、シャンパンを発明したDom Perignon(ドンペリニョン)僧侶の銅像があるので挨拶しておこうかと思っていきました。ナポレオンの時代に建てられた迎賓館などの建物や庭などを見て、ドンペリニョンやナポレオンが歩いたというカーブを歩きながらシャンパンの製法やMoet et Chandonの歴史を聞いていると美術館か博物館に来たかのように感じます。シャンパンの製法がとても手間がかかるのに加えて年数も3-7年はかけていることを知るとシャンパンが高い理由もちょっと分かりました。
Dom Perignonの銅像

Moet et Chandonの試飲場

またもう一つPommeryも行ってみました。ここは地下のカーブがすごく大きいことが特徴で、このスペースを活かして巨大なオブジェなどが置いてありしました。ここまで来るとシャンパンの製造方法の説明は聞きあきていたのですが、地下のカーブのあちこちに芸術作品がおいてあるので美術館をまわっているようで楽しめました。
PommeryのCaveにあった銅像

PommeyのCaveにあった現代アート

ワイナリー巡りの途中で日本人家族に会いました。パリで働いている息子さんのところに遊びに来られたそうです。息子さんはINSEAD進学を考えはじめていてその前日にご家族でも話し合われていたそうです。運命的なタイミングなので今度我が家でやるパーティに来ていただいてゆっくりお話しすることになりました。こういう出会いがあるのが海外にいて面白いところですね。

このあとで予約していたホテルに行きました。正確に言うとホテルではなくChambre dHotsというフランス版の民宿のようなところで、シャンペンを作っている農家が経営しています。隣りで農家の人が生活し、シャンパンの製造所もあり、一階はオフィスの上の2,3階部分がホテルなので親戚の農家に泊めてもらったような感じでした。暖炉つきのリビング、ダイニング、キッチンに加えてベッドルームとバスルームが2つずつあって朝食付きで一泊69ユーロと家族4人ともとても気に入りました。娘は“二階建ベットはみたことあるけど、二階建ホテルの部屋ははじめてだよ”と喜んでここに住んでINSEADに通ったらとも言い出しましたがやはり遠いですね。
暖炉付きのリビング・ダイニング

キッチン

この宿のように家族で経営している小さなワイナリーでは、自分たちの畑で収穫したぶどうの多くをMoet et Chandonのような大手メーカーに売る一方で、一部のぶどうは自分たちで醸造してシャンパンを生産しています。生産量も少なく家族だけではマーケティングなどにも手が回らないのでほとんどが知り合いに売っているようで、フランス国内の酒屋にも出回っていないそうです。このような生産者はRM(レコルタン マニピュラン)と呼ばれており、小規模だけに生産量は少ないもののNMにはない個性的なシャンパンを手ごろな価格で販売していると言われています。うちがとまったところは5代続いたシャンパン農家の家系で、3年前にのれん分けして今は夫婦でシャンパンを作っているそうです。このオーナー自らがワインの圧搾、一次発酵のたる、ブレンディングの様子、二次発酵させる地下のカーブ、ボトルから澱を取り出す様子などを実際の道具やものを使いながら実演してくれるのでこれが一番分かりやすかったです。また途中の段階のシャンパンも飲ませてくれて、ぶどうだけで出来たシャンパンも味会うことができました。(これは市販されていない貴重なものだと思います。)最後に出来上がったシャンパンはすごくおいしかった上に、値段は大手メーカーの約半分と手頃だったのでまとめて買ってしまいました。
製造方法を説明してくれるオーナー

ブルゴーニュとシャンパーニュのワイナリーをまわってみて生産者のキャラクターも違うなと思いました。二つを比較するとブルゴーニュは生産現場の強い製造業と似た印象を持ちました。ワイナリー見学でもブルゴーニュでは畑や作業場を見て地下のカーブをまわって立ち飲みで試飲したら地上に上がってきて散らかったオフィスで気に入ったワインを買うというパターンで、説明してくれる姿が作業着を着たおじさんが製品に対する愛情を熱心に語ってくれる姿とダブりました。それに対してシャンパーニュはマーケティングに力を入れているコンシューマー向け製品を製造している企業のショールームに行った感じでした。シャンパーニュでは迎賓館のような建物で製造方法のビデオをみたあとで、きれいに着飾ったガイドさんに案内されながら絵や彫刻・ナポレオンにまつわるものなどが飾られたカーブをみてまわります。試飲でもおしゃれな部屋に通されて、フルートグラスに入ったシャンパンをゆったりと飲みます。またポスターやグッズもたくさん作っており、Moet et ChandonやVeuve Clicquotのものは日本でもよく見かけると思います。シャンパンが飲まれるシチュエーションを演出することでより特別な飲み物にしていく努力をしていることが分かりました。我が家でもいいシャンパンを開けられるような幸せなことがたくさんあるとうれしいなと思いました。

*RM(レコルタン マニピュラン)については以下のブログの説明が面白いと思います。
http://blogs.yahoo.co.jp/jaqson729/40772631.html

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