フランスMBA&音楽留学体験記
コンサルタント歴9年の父はINSEADのMBA、バイオリン歴2年の娘(4歳)は音楽学校で学ぶべく2007年7月から約1年間フランスに行きます。一緒に渡仏する母と1歳の息子の4人でのフランス留学体験を書いていきます。


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日本のクラシック音楽の歴史とヨーロッパ
ちょっと大げさなタイトルですが、森先生や矢谷先生とは日本のクラシック音楽の歴史についてもお話ができました。

まず僕がヨーロッパにきて感じたことはクラシック音楽はヨーロッパ、その中でもハプスブルグ家が栄えていたころのドイツ帝国やイタリアの民族音楽でもあるということです。日本人の僕は30を過ぎると演歌を聴いたときに懐かしい思いを持つことが出てきたのですが、ウィーンの人は若いうちはポップスが好きでも年をとるとクラシックを聞いたときに懐かしさを覚え自分たちのアイデンティティを確かめられるのです。

ところが今の日本のクラシック界の大御所だったりもする森先生達の世代が1970年ごろに留学された際の行き先はアメリカが主流だったそうです。例えば中村紘子さんはアメリカのジュリアード音楽院に留学されています。この方たちはどうしてもアメリカ中心の考え方でありヨーロッパの音楽界と交流のは少なくなっているそうで、フランスに留学されてヨーロッパでの人脈を作られた森先生がいろいろと努力されたもののこれは変えられなかったようです。これはクラシックに限らず日本全体がアメリカ偏重だったことにも影響されているのかもしれません。

”日本のクラシック音楽はアメリカを経由して入ってきたからおかしくなってしまった”という話は別の日本人バイオリニストの方もしておられました。アメリカはヨーロッパの文化にあこがれがあるのか必要以上にヨーロッパの文化を持ち上げて高尚なものにしてプレミアムを払っています。それを輸入した日本のクラシックも堅苦しく小難しいものでプレミアムを常に払う必要があるものになってしまったのかもしれません。(余談ですがワインでも高級フランスワインに一番高いお金を払うのはアメリカ人と日本人です。フランス人は自分たちのワインを大事にする一方でそれにどの程度の価値があるのかを自分たちで判断しています。)

これは僕もこちらにきてヨーロッパの人のクラシック音楽の楽しみ方を見て日本のクラシック音楽は何か歪んだものを感じました。作曲家やその作曲をした文化や時代背景を知ることで音楽の意味も見えてきますし、その上でもっとストレートに感じるままに音楽の本質を楽しめるようになっていけるような気がします。

森先生以降の世代は徐々にヨーロッパに来る人も増えてきて、矢谷先生のようにヨーロッパで演奏家として活動する方も増えています。日本のクラシック音楽もこれから変っていくのではないでしょうか。

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