フランスMBA&音楽留学体験記
コンサルタント歴9年の父はINSEADのMBA、バイオリン歴2年の娘(4歳)は音楽学校で学ぶべく2007年7月から約1年間フランスに行きます。一緒に渡仏する母と1歳の息子の4人でのフランス留学体験を書いていきます。


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音楽教育事情
先日も書いたCNP Musicのプロジェクトの続きです。

http://mademoisellemozart.blog110.fc2.com/blog-entry-286.html

まずはこれまでに製品を買ってくれた顧客へのカスタマーサーベイと音楽の先生や生徒へのインタビューを通じて音楽教育事情を調べています。そこで分かったのはクラシックとジャズ・ロック・ポップスなどのコンテンポラリー系では音楽教育のアプローチが違います。


クラシックの音楽教育は学校・先生が重要な役割を担っています。定番の教材があり、ほとんどの生徒が学校に行くなどして先生に教わっています。バイオリンを例にとるとスズキメソッドの教材は日本だけでなくフランスやアメリカでも使われていて、先生もバイオリンを習い始めたころにはスズキの教材を使っていて教える立場になった時にはスズキの教材を使っています。

ビジネススクール的にいうとクラシック音楽教材のマーケットにはかなり強いドミナントなプレイヤーが学校・先生という教材選定のデシジョンメーカーを抑えているのでその他のプレイヤーによる新規参入の障壁はかなり高くなっています。このような状況なのでこのドミナントな教材をサポートするようなオンライン教材を作ってはどうかと考えています。重要なビジネスパートナーが学校・先生になります。ただクラシックの先生はコンピューターを使っての音楽学習をやったことがないこともあってその効果に懐疑的です。この点をどうやって変えていくかも大きなチャレンジです。


これに対してコンテンポラリー系の音楽では学校・先生がほとんど介在していません。高校や大学でバンドなどをやっていた人達に聞いても学校・先生に教わったわけではなく、ギターと教材を買ってまずはコードを覚えてから友人と技を競い合ったり有名なギタリストの真似をしながら腕をあげて行きます。教材にも有名なものはありますが、多種多様なものが使われています。

ビジネススクール的にいうとコンテンポラリー系音楽教材のマーケットはフラグメントな状態であり、新規参入のプレイヤーもある程度のシェアを取れるチャンスは十分にあります。CNP MusicもEric Boelというフランス人の有名なギタリストの名前と教材のクオリティでこれまではシェアを取ってきました。ただまだまだ有名とは言い難い存在であり、今後売り上げを増やすには地道にマーケティングの努力を進めていくことが重要だと思います。重要なビジネスパートナーは販売チャネルになります。。教材を買いに楽器屋や本屋に行く人の購買パターンを考えると、事前に何を買うかを決めているのではなく行ってからそこに教材を見てから選んでいるパターンが多いので出来るだけ多くの楽器屋や本屋で選びやすい位置に置いて積極的に販売してもらうといったことが大事です。またオンラインでの販売も多いのでインターネット上で目立つことも重要です。


僕は娘のバイオリンの学習の経験を前提に話をしていて、先方はコンテンポラリー系の学習スタイルを前提に話をしていたのでいまいち話がかみ合わないことがあったのですが、これでその理由がよく分りました。もうちょっと詳細なデータもとれているので分析はさらに継続中ですが、マーケットリサーチで自分の気付かなかったパターンを見つけることもできました。マーケットリサーチから次の展開へとつなげることの難しさやその効果を実感できる良い経験になってきました。

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