フランスMBA&音楽留学体験記
コンサルタント歴9年の父はINSEADのMBA、バイオリン歴2年の娘(4歳)は音楽学校で学ぶべく2007年7月から約1年間フランスに行きます。一緒に渡仏する母と1歳の息子の4人でのフランス留学体験を書いていきます。


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セルフチェックアウトレジ
先日、ある日本のPOSレジメーカーからフランスに来ておられる方と話をすることがありました。日本で作った製品をフランスで販売することがミッションで、フランス市場でのマーケットシェアや利益を伸ばすことを目標として仕事をされているそうです。POSレジのユーザーである流通業はフランスではカルフール等の大手に寡占化が進んでおり、これらの大手流通業者がヨーロッパメーカーのPOSレジを使っていることからこの日本メーカーのマーケットシェアはそれほど大きくないそうです。

この状況では普通に商売をやっていても成長は期待薄なわけで、打開する手の一つとして他社よりも先を行った先進的な製品があればと思うところです。POSレジはバーコードスキャンや商品の値段の計算などの基本的な機能は既にコモディティ化したPCのような製品であり、今後はセルフチェックアウトレジやRFIDなどを活用していくことがトレンドになっています。特にヨーロッパではセルフチェックアウト型のPOSレジは導入が進んでおり、僕も近所のスーパーでよく使っています。このPOSレジはヨーロッパメーカーのものですが頻繁にトラブルが起きます。なかなかスキャンが出来なかったり、重さの測定が出来なかったり、お金を正しく読めなかったり、機械が突然止まったりといったことで、セルフチェックアウトレジの後ろにいる係員はトラブル対応要員として大忙しで効率がよくなったのかは時々疑問に思います。
セルフチェックアウトレジ

ここで日本から高品質で使い勝手の良い商品が出てくればフランスでも売れるチャンスがあるはずと思います。しかし日本メーカーの腰はなかなか重いようです。理由は日本市場でまだニーズが高まっていないので開発投資が進められないことです。日本のメーカーは日本市場に依存している場合が多く、日本市場で受け入れられることがはっきりしていない製品にたいして大きな投資をしてもリターンが得られない可能性が高いと考えて投資が進められません。

現状ではセルフチェックアウトに対してはヨーロッパの消費者・社会が積極的に取り組もうとしているおり、ヨーロッパ市場のほうが日本市場よりも先進的な製品が求められているだけでなく市場拡大も先に進んでいくと思われます。この流れの中では先進的な製品をまずはヨーロッパで投入して実績を作り、この製品をタイミングを見て日本市場に投入していくのがよいのではと思いました。もしもヨーロッパで世界標準となるよいソリューションを他社に作られてしまった場合に、日本市場・メーカーだけこの流れに逆らうことが出来ず日本市場も失うことにもなりかねないと思います。

この企業でもヨーロッパの競合メーカーと比べるとタイミングは遅れましたが、ようやく良い製品がでてきたそうです。ヨーロッパの流通企業にも、“じっくり時間をかけていただけのことはある”と言ってもらえるような製品だそうで、これで勝負をかけることになります。この製品がシェアを伸ばして収益アップにつながることを期待すると同時に、もっと早いタイミングで製品化出来ていればより有利な状況で勝負できたのだろうと思うと残念です。

この例に限らず、日本メーカーの製品は日本市場にフォーカスしすぎており、ヨーロッパでも売れる製品を作れるはずなのにそのための努力がされていないと感じています。フランスのお店で日本メーカーの製品よりも低機能・低品質な製品が安くない価格で販売されているのを見ると、フランスに住んでいる消費者としても不満を感じると同時に日本メーカーのビジネスチャンスはあるはずと日々思っています。

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