フランスMBA&音楽留学体験記
コンサルタント歴9年の父はINSEADのMBA、バイオリン歴2年の娘(4歳)は音楽学校で学ぶべく2007年7月から約1年間フランスに行きます。一緒に渡仏する母と1歳の息子の4人でのフランス留学体験を書いていきます。


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パリにワイナリーが集合?
パリで行われていたSalons du Vin des Vignerons Independantsに行ってきました。訳すと”独立したワイナリーのワインラウンジ”でしょうか??フランス各地の小規模ワイナリーが集まってブースを出していて、6ユーロの入場料を払ってグラスをもらってそのブースをまわって試飲ができます。木・金・土・日とパリで開催されており、日曜日に行ってきました。
ワインフェア

会場には所狭しと数百のワイナリーがブースを出しています。来ていたワイナリーは日本にもたくさん輸出されている大手でもなく、家族数人で経営している小規模でもないその中間ぐらいの規模のワイナリーでした。買いに来ているのもプロフェッショナルの人よりも自宅で飲むワインを買っているようで、複数のブースから数本ずつ買って合計で20-30本買っている人が多かったようです。こういう人たちに混ざって試飲していると何も買わなくてもすっと次のブースに移れるので気楽でした。

就職活動でまわっているブースと同じような会場の構成ですが、こちらのほうが断然楽しいですね。まずはこれまでに行ったことのない地域の生産者のブースをまわりました。ボルドー、南西部、ラングドック、コードデュローヌ、ジュラ、コルシカなどです。これまでに行った地域と比べると南の地域であり色が濃くてスパイシーで力強いタイプの赤ワインが多かったですね。あとは白でもすっきりしたタイプばかりではなく、これももっと粘り強いタイプもありました。まだまだ回っている範囲は狭かったのだなと気づかされました。

やはり自分の好きなタイプはブルゴーニュとシャンパーニュだなと思ったので、後半はブルゴーニュとシャンパーニュを中心にまわりました。それぞれによいところはあったのですが、これまでにまわったところのほうが好みにはあっているので結局買いませんでしたが、なかなか良い勉強になりました。


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サマータイム
日曜日の朝起きたらサマータイムがはじまっていました。いつものように朝7時頃におきて、家の時計をみると7時であることを確認。しかしパソコンを立ち上げてみると既に8時に。パソコンはサマータイムを自動で調整してくれるのでした。

昨日までは日本との時差は8時間でしたが、今日から日本との時差は7時間です。

9時過ぎに出かける予定があったので7時に起きようと思っていたのですが、いきなり8時でびっくりしました。間に合うかな、、、



プライベートイクイティへの就職
Private Equity(PE/プライベートイクイティ)はMBAの学生にとって常に話題になる就職先で、出来ればPEで働きたいという人はたくさんいます。ファイナンスやストラテジーなどMBAで習うことをすべて用いる必要のある経営の総合格闘技であり、仕事の内容も収入面でも最もやりがいのある仕事だと言う人もいます。

しかしこのPEに入るのはかなり難しいです。そもそも社員数が数十人から百人程度の規模の場合が多く、当然ながら採用も数人しかない場合が多いです。1社で毎年INSEADから数十人も採用する会社が複数あるコンサルティング業界と比べると門の狭さが分かると思います。

この中でも大手のファンドはキャンパスまで来てくれることがあります。それでもAlpInvestやBlackstoneのアドバイザリー部門なので狭い意味でのPEとはまた違うので、もうちょっと広い意味でオルタナティブ・アセット・マネジメントと言った方が良いのかと思います。

キャンパスまで来てくれても採用は数人あるかどうかなので、希望者の数と考えると競争は激しいです。実際のところPEやヘッジファンドに就職して行く人はもともとそういう業界にいた人か、就職するために独自にネットワークを広げていった人たちです。PE系のファンドは数もそれほど多くなく、結構狭い世界でみんなつながっていたります。この中ですべてのファンドのマネージャーと知り合いになれたというぐらいの人はオファーをもらったりもしています。

僕も詳しいことはよく分らない業界なのですが、INSEADに来ただけではドアは開いておらず、自分で積極的に仕掛けていかないといけないんだろうなということだけは分かりました。



コンサルタントは経営者への近道か?
”コンサルタントは経営者への近道だから、将来経営者になりたければコンサルタントになるとよい”という話をしているコンサルティングファームがありました。日本でもよく聞く話だと思います。確かにコンサルタント出身で有名な経営者もたくさんいます。

でもこれには疑問を持っていました。将来経営者になりたい場合にコンサルタントになるのが“一番の”近道かということです。コンサルタントから経営者になる人もいるけど、他にも道はたくさんあってそちらのほうがいいのではということです。どういう経営者かにもよりますが、日本の大企業であればその企業のプロパー社員の方がなる場合が多いですし、ベンチャー系の企業でもリクルートや金融系の企業の出身の方が多いような印象を持っていました。海外(特にアメリカ)はコンサルタントから経営者への道は有力ではありますが、コンサルタント経験のない経営者もたくさんいます。

これについても何社かのコンサルタントと話をしてみました。コンサルタントが経営者への近道という根拠としては若手のうちから経営者の抱えている課題解決に取り組み、経営者の仕事ぶりを見る機会が多いことのようです。経営者の悩みを知り解決策を考えるのは、将来経営者になるためにはよいシミュレーションでありトレーニングだと思います。

一方で自分でもコンサルティングをやって経営者と話をしながら疑問に感じていたことがあります。それは自分の書いていることが理論的には正しいとしても、それをどこまで自分で実行できるかです。実行策によっては取引先や従業員にタフなことをお願いしないといけない場合があります。経営者の方が”この策の必要性は分かったから、取引先や従業員は私が説得する”と言っていただくことがあります。コンサルタントとしてはここまでの策を作れれば合格だったのかもしれませんが、自分が経営者になったときに同じことを言えるかは自信がありませんでした。、

これについて言われたのは”確かにその通りで、コンサルティングでは経営者に必要なスキルのうちハードスキルは鍛えられるがソフトスキルはまた別だ”とのことです。極端な例としては経営課題を理路整然と整理してソリューションを理論的に見つけるためことはできるが、”俺について来い!”と言ってもだれもついて来てくれない(ついていきたいと思う人はだれもいない)ような人はコンサルタントとして成功する可能性はあっても経営者としては難しいと言うことだと思います。

新卒でコンサルタントをずっとやってきた人に対してヘッドハンターは”将来経営者になりたいのであれば事業会社に転職して事業のマネジメントを経験すべき”とアドバイスされるのはよくあるのですが、これも納得感があります。

将来経営者を目指すとした場合にも、個人のスキルだけでなく自分に協力してくれる人やビジネスの環境や運なども必要で、それらを総合的に考える必要があると思います。ハードスキルだけが足りないのであったり、ハードスキルで勝負する経営者を目指すのであればコンサルタントになるのは経営者への最短経路と言ってよいと思いますが、そうでない場合には他の道のほうが有力な可能性も十分にあると思います。



書類選考中
今週でプレゼンテーション中心の就職活動は終わり、いよいよ来週からはインタビューがはじまります。書類選考を通るとインタビューになるのですが、同級生と話をしていても誰がどこのインタビューに呼ばれたかが話題になり始めています。僕はヨーロッパでの就職を目指してINSEADに来てくれた企業や学校に来ている求人情報を見て約20社に応募しました。

まだ書類選考の途中ですがここまでのところ僕がインタビューに呼ばれる確率は30%程度と厳しいところですが、何社かからインタビューに呼んでもらえたのはINSEADに来ていなければなかったことです。だからINSEADがすごいのか、それともINSEADの力はこの程度なのかは分かりませんが、自分の力不足も大きく影響はしているはずです。ある企業からは少し立ち話をしたあとに履歴書を渡しておいたらいきなり不合格の知らせがきました。あまり話も盛り上がらなかったし応募しようかどうか迷っていたところだったのですが不合格だそうです。あるコンサルティング会社にはロンドンオフィスにアプライしたところ不合格の連絡がきて落ち込んでいると翌日に東京オフィスから”こっちでインタビューするけどどう?”と連絡をもらいました。これが現実なのでしょう。

書類選考でこの調子だと、インタビューに進んでも厳しい戦いが待っていることは間違いなさそうです。ヨーロッパでの就職を実現するには、気合を入れて準備するとともにもっと幅広く企業を探さないといけないのかなと思っています。



フォンテーヌブローの音楽学校の発表会
フォンテーヌブローの音楽学校で娘が習っているバイオリンの先生のクラスの発表会がありました。先生の生徒は14人いるのですが、普段は個人レッスンばかりなので初めて会う子もいます。みんなスズキの楽譜を使っているので、ゴセックのガヴォット、二人のてきだん兵や妖精の踊りなどの聞きなれた曲が聞けました。

娘はザイツの協奏曲第5番の第3楽章を演奏することになっていました。これまでの発表会の時には娘はしっかり弾きこんで発表会のころにはその曲にあきあきしていたのですが、今回の曲は習い始めたのが今月からということもあって直前まで出来ていない部分が残っており、1週間前の授業でも”NO!”と先生に厳しくダメ出しされてへこんでいました。でも前日のレッスンでは何とか形になっており、ピアノ伴奏の先生とも一度あわせることも出来たのでぎりぎり間に合った感じでした。

親はどうなることかと胃が痛くなる思いで見ていましたが、無事に弾いてくれてほっとしました。弾き終わった時には先生も涙を拭う仕草をしてくれていましたが、親も同じ心境でした。娘は人の前で演奏するのは好きなので別に普通だったようです。あとでビデオを見てみると先生に言われたとおりに大きく弓を使って、ゆっくり、微笑みながら弾くことが出来ていました。ビッグイベントを一つ終えてほっとしました。
発表会の子供達と先生



INSEADの授業 - M&As Alliances and Corporate Strategyの続き
この授業はP3で取っていたコースです。0.5単位のコースで8回授業があるのですが、日本に緊急帰国しないとならなくなったので後半の4回を欠席していました。フランスに戻ってから教授には”大変でしたがなんとか帰ってきました”という話をして許してもらったのかと思っていたら、発表された成績を見ると"incomplete"ということで単位がもらえていません。中途半端にしか話をしていなかった僕が甘かったです。

INSEADの授業 - M&As Alliances and Corporate Strategy

同時にメールが来て、授業を欠席したことと出せていなかったレポートに相当する分のレポートを別途作りなさいと言われました。この授業はM&Aのコースだったので、今話題のMicrosoftによるYahoo!の買収提案について分析することになりました。オンライン広告業界がテクノロジーの進化によって発展し今後はスケールメリットが重視されていることから、M&Aによる業界再編が起こっており、その中で業界2位と3位の企業であるMicrosoftとYahoo!が統合されようとしていることを知りました。

また提示額についても、約400億ドル(約4兆円)を超える提示というとんでも金額にだまされていましたが、習った手法で分析してみるとMicrosoftの提示している価格が安めの金額だということも分かりました。それでも両者の状況を考えるとこの価格で買収が成立する可能性があるかとも思います。

これまで何となく見ていたニュースも習ったことを活かすとこれだけの分析が出来るのかと自分でも驚きました。一人で調べてまとめたレポートですが、これで単位がもらえるといいんですけど。



コンサルティング業界について思うこと-その3
先日書いたコンサルティング業界の会社の続きです。コンサルティングファーム同士の競争は主に二つあります。一つは顧客獲得で、もう一つは人材獲得です。顧客の観点からの話は前回書いたので、今回は人材獲得の観点から書きたいと思います。ここでは大きくトップのファームとチャレンジャーファームに分けて書こうと思います。まだプレゼンを聞いてカクテルで話をしただけの段階ですが、仮説としてはいい線いっているのではと思っています。
前回の投稿

‐トップファーム
全世界にあるすべてのオフィスで働くコンサルタントを募集しています。INSEADからは毎年50-100人と言った規模で大量に採用しようとしています。採用のポジションはファームの中のキャリアパスでMBAのエントリーポジションがあり、そのポジションにあてはまる人を探しています。役割としてはプロジェクトの一部を任せられます。採用にあたっては比較的ポテンシャル重視で時頭の良さが大事であり面接でもケースインタビューをうまくやることが重要です。

またある分野でトップクラスの人材をとろうとしているようです。僕は最初に”別のコンサルティングファームで戦略コンサルティングをやっていたがさらにこれをトップのファームで極めたい”と言ったところ、同業種の下位のランクの企業での実績はあまり評価されませんでした。しかし同じファームの別の人に、”日本の製造業で最高水準のオペレーションを達成するためのコンサルティングをやってきた。ジャストインタイムやカイゼンとかは専門家なのでこの経験を活かして戦略コンサルティングをやりたい”と言ったらこれはOKで、ケースインタビューをうまくやれば合格できるから頑張れと言われました。こういうファームの求める人材を理解する上で良い経験でした。

それと他のファームとの比較はあまり気にならないようです。自分たちはトップだという自負があり、プロジェクトの内容や同僚との関係を通じてどのようにキャリアアップしていくのかによりフォーカスしてプレゼンテーションも行われます。あるファームは”自分たちにコンペティターはいない”と言いきっていました。これに対して”自社の競争環境を分析するのは戦略策定で重要ではないのですか?”と聞くと、”最近は少しはやるようになったらしい”とのことでした。コンペティターのことを知らずに経営している企業を見たのははじめてだったのでかなり驚きました。

リクルーティングのイベントもとにかく派手です。プレゼンテーションには数百人の学生が集まり、そのあとのカクテルパーティはフォンテーヌブローのシャトーだったり、別のシャトーを借り切ってディナーをやってくれたりします。またそのファームで働いているアルムナイやパートナーも数十人来ているので、彼らのコストもばかにならないと思います。それでもヘッドハンターを使って何十人も採用するよりは効率よく採用できるのだと思います。

‐チャレンジャー企業
採用は多くても10人程度です。MBAのエントリーポジションがあり、トップファームと同じよう職務内容になります。ただ状況に応じてその上や下のポジションでも採用するつもりはあるようでよりフレキシブルです。

探している人材はより即戦力重視です。。面接でも過去の経歴を重視し、前職でプロジェクトベースでの仕事をしていた人のほうがコンサルタントのワークススタイルに移行しやすいのでこの経験を評価する。

話をしていても他のファームとの比較を重視しており、業界動向や他ファームとの比較などは話も盛り上がります。プレゼンテーションの中でも、”マネジメントコンサルティングはどのファームに行ってもやる仕事はほとんど変わらない。そんな中で我が社の特徴は、、、、”と言った話がよく出てきます。

このあたりのファームだとそれぞれに得意分野が明確にあるので、該当する分野の経験がありその領域でのコンサルティングを極めたいというと印象はよいようです。それと小規模で成長スピードは速いことが多いので、アントレプレナーのスピリッツを持ったコンサルティングをやって行きたいというのも受けることが多いです。


各社の状況によって採用のアプローチも変わってきていることもよく分りました。同じ話をしてもまったく違う反応が返ってくるのも面白かったです。書類選考に通れば次はインタビューに進めるので、この仮説に基づいて話をしてみてどうなるかを検証していこうと思います。



イースターの続き
イースターが終わったあとに行った幼稚園からイースター用に作っていて鶏と色をつけた卵の工作を持って帰ってきました。先生に手伝ってもらったようできれいに出来ています。
イースターの工作

スーパーに行くと売れ残ったチョコレートが安売りしていました。一つ分の値段で二つ買えるというもので、それをみてうちもチョコレートを買って家で食べました。



イースターのチョコレート
週末はイースターだったようで、ヨーロッパの人たちはそれぞれに家族や友人と集まったりどこかに出かけたりと楽しんでいたようです。月曜日は学校も祝日で休みのようですが、INSEADでは普通に授業をしていました。

うちは特別に何もしませんでしたが、子供達はとなりのお姉さんからチョコレートをもらいました。食べるのがもったいなくなる、くまの形のチョコレートです。

イースターのチョコレート



息子も幼稚園へ
先日2歳になったことで、息子も幼稚園に入れてもらえることになりました。本来は9月の新学期まで待たないといけないのでしょうが、姉がいる場合にはいいようです。2週間ほど前から姉を幼稚園まで見送って中に入って行く姉を、息子は羨ましそうに見ていました。”一緒に行ってみる?”と聞くと行きたいと言うので思い切って行かせてみました。

8時40分ごろに幼稚園に着くと二人ともコートを脱いで勢いよく中に入って行きました。先生には何かあったら電話するようにお願いして僕は帰りました。

娘によると本来は大きい子と小さい子は別々のクラスになる時間があるのですが、特別に姉弟一緒に大きい子のクラスにいさせてもらったそうです。きょうは英語の授業でディズニーのプルートのビデオを見たそうで、帰って来てから”ワンワン!でんしゃ!”と喜んでいました。

娘は親と離れて幼稚園に行けるようになるまで大変だったのですが、息子はあっさり行ってきました。息子は道などで知らない人に会うと”ボンジュール!”とあいさつするのですが、これも娘の時にはなかったことです。姉弟で違いがあり、それぞれのいいところを伸ばしていってやれればと思いました。



ベルギーの博物館
ベルギーでは二つの博物館に行きましたが、どちらも素晴らしい博物館でした。行ったのはチョコレート博物館と楽器博物館です。どちらも高級な展示品があるわけではないのですが、展示と説明の仕方がとても上手で楽しめます。
チョコレート博物館
楽器博物館
まずはBrugesにあるチョコレート博物館です。前回フランスのアルザス地方で行ったチョコレート博物館がいまいちだったこともあって再度行ってみたところ、これが良い展示で大満足でした。
アルザスのチョコレート博物館訪問時の日記
そもそも展示の仕方がよいのです。アルザスの時にはチョコレートの歴史と製造方法がごちゃごちゃになっていて分かりにくかったのですが、ブル-ジュでは2階にチョコレートの歴史、3階にチョコレートの製造方法が順番に説明されています。チョコレートの歴史ではアステカ文明がスペインに伝わり、それがヨーロッパの貴族そして一般市民へと伝わって行く様子が展示もうまく使って説明されています。チョコレートの製造方法もカカオの前からココアパウダーがチョコレートになって型に入れられて出来上がるまでが展示されています。
チョコレートの製法を説明中

その後には実際にチョコレート作成のデモンストレーションの見学で、お姉さんがフラミッシュ語・英語・フランス語で順番に説明をしながらチョコレートを型に流し込んで作っていき、最後に試食させてもらいました。これもおいしかったです。

すごく分かりやすい構造になっているので、娘に順番に説明していくのも簡単です。展示の説明文を読まなくても展示品を見ているだけでストーリーが分かるので説明できるのです。チョコレートのことを知るにはお薦めの博物館です。


続いてブリュッセルにある楽器博物館にも行きました。ここではヘッドフォンを渡されて見て回るのですが、展示されている楽器の前に立つとヘッドフォンからその楽器を使った演奏が流れてきます。1階にはヨーロッパ・アジア・アフリカ・南米などの世界各国の民族楽器があり、2,3階にはヨーロッパのオーケストラで使われている楽器が年代を追って発展していくように展示されます。

これもとても分かりやすい上にいろいろな楽器を見ながらその楽器の音を聞くことができてとても面白いのです。いろいろと聞いて回りましたが、娘はやっぱりバイオリンが良かったそうです。
アフリカの楽器の前


チョコレート博物館にいた3ヶ国語を使いこなすお姉さんの言語能力だけでなく、きちっと構造化して説明できるコミュニケーション能力の高さを感じました。ルーブル美術館のような世界的な美術品があるわけでもないのに十分に楽しめる博物館が作れるなんてすごいと感動しました。



ヨーロッパで一番のラーメン屋
ブリュッセルにはヨーロッパで一番と言われているラーメン屋があります。中国人が経営している中華料理屋にもラーメンはありますが、やはり日本の味噌ラーメンや醤油ラーメンとは違います。日本のラーメンは独自のスタイルを確立していると思いますが、これをヨーロッパで食べることは難しいです。ロンドンやパリなどの都市には数件ずつラーメン専門店がありますが、その中でヨーロッパで一番と言われているのがブリュッセルのやまとです。

開店10分後に入ったのですが約15席の店内は既に満席で、さらに10人ほどが待っています。日本の行列のできるラーメン屋で並んでいるときと同じような雰囲気です。客層は日本人とベルギー人が半分ずつといったところでしょうか。日本人は地元の人だけでなくスイスから来た人もいます。ただ日本だともうちょっと回転が速いのですがだいぶ待たされます。見ているとベルギー人は餃子を前菜にしてビールや日本酒を飲んで、そのあとでメインにラーメンを食べている感じです。ラーメンももっと勢い良く食べて欲しいのですが、箸とレンゲを使って混ぜるようにして食べています。だから時間がかかるのですね。

30分ほど待ってようやく席につけました。メニューは醤油ラーメンと味噌ラーメンがベースでそれにチャーシューかとんかつをトッピングするのが主なパターンです。おすすめは味噌とんかつラーメンだそうです。そこでうちは醤油ラーメン+チャーシューに味噌ラーメン+とんかつに餃子をオーダーしました。

まずは餃子を食べて、それがなくなったころにラーメンが運ばれてきます。厨房を見ていると日本のラーメンと同じような機材で同じような手順で作っているので期待が高まります。感想は味噌とんかつラーメンが一番おいしかったです。やはり日本とヨーロッパの材料が違うのかスープの味が日本と同じように出来ないようで、醤油よりも味噌を入れて濃い味にしたほうがおいしかったです。それと肉がまた日本と違うのでとろけるようなチャーシューにはできないようで、とんかつのほうがおいしかったです。とんかつも薄くスライスしてからっと揚げているのもヨーロッパの肉にあわせてのことかと思います。
味噌とんかつラーメン

ヨーロッパの素材を使って試行錯誤しながら出来てきた味だということがよく分りました。一緒に並んでいたベルギー人も”何度も通っていろいろ食べたけどこの店は全部美味しい”と言っていました。ベルギー人にも認めさせるラーメンを作り上げられたことは本当に素晴らしいことだと感動しました。



ベルギーの食事
ベルギーは実は美食の国です。周辺諸国の影響を受けて高いレベルの食文化を確立していっていると言われています。ベルギーの食事のスタイルは基本的にはフランス料理と同じで前菜・メイン・デザートです。たまたまかもしれませんがセットのコースの前菜がスープになっていることが多かったのでベルギー人はスープ好きなのかもしれません。メインは肉や魚の料理ですが、ベルギービールで煮込んだビーフシチューやムール貝が名物のようでした。
ムール貝

飲みものはやはりベルギービールでしょうか。ベルギーは地域的にブドウが栽培出来ないのでワインは作れません。そこでビールなのですが、これが種類も豊富で料理との組み合わせも考えられて食事と一緒に楽しめるビールもあります。特にベルギービールで煮込んだビーフシチューと合わせると、なるほどと納得の味でした。
ベルギー風ビーフシチュー

ただベルギー料理やビールはフランスにも入ってきています。ムール貝はフォンテーヌブローのレストランでもよく食べられていますし、ベルギービールはスーパーでもたくさん売られています。おいしく食べれるので食事は楽しいのですが、珍しい異文化の料理を食べたことによる新たな発見はあまりありませんでした。




ベルギーのGent(ゲント)とBrussels(ブリュッセル)
ブルージュのあとにはゲントに行きました。この街も中世に作られた教会と大きな広場から古い街並みに運河が組み合わさって古き良きベルギーの雰囲気らしきものをよく感じられました。特に有名なのが大聖堂に飾られた神秘の子羊という壁絵で、フランスとはまた違って細部まで精密にはっきりと描かれた宗教画でした。5年ほど前にサッカーの鈴木隆行選手がこの街のサッカーチームに所属していたと思ったので、街の人に聞いてみましたが誰にも話が通じませんでした。(帰ってから調べてみたら鈴木選手がいたのはゲントではなくゲンクでした。どおりで誰も知らないはずです。)

そのあとに向かったブリュッセルはベルギーの首都であり、国際機関も多くある国際的な都市です。街の中心のグランパレスや小便小僧はベルギーの歴史的なものを感じますが、一方でちょっと中心部から外れると歴史的な建物と近代的な建物の両方が見られるとともに、一部にはアフリカ系の移民が集まっている地域もあり、今でも発展していっている街だということがよく分ります。
グランパレス

小便小僧

地理的にもフランス・ドイツ・イギリスの中間的な位置にあるだけでなく、ベルギー人にはフランス語・ドイツ語・英語を話せる人も多く外国のことをよく理解しようとしているので政治的・経済的にも英・仏・独の間にポジションをとれる人たちなのだろうなと思いました。周辺諸国と協力して行くことがベルギーには必要だとベルギー人も言っていましたが、ブリュッセルはその象徴のような街だと思いました。このような国だからこそ国際機関やグローバル企業のヨーロッパヘッドクォーターが設置されるのだろうなと思いました。



ベルギー ブルージュ
金曜日の午前中に授業を終えた後で、そのまま3時間半ほどのドライブでベルギーに来ています。まずはBruges(ブルージュ)です。ブルージュはベルギーの古都であり、中心市街は世界遺産に登録されています。中世には貿易拠点として繁栄したのですがその後は衰退したことで中世の面影を残しています。石畳の路地に幅の狭い運河があって、赤煉瓦の家屋の町並みは”天井のない美術館”ともよばれているそうです。街の中心にはヨーロッパで最も高い煉瓦建築物である122mの尖塔もあります。赤い煉瓦の建物はフランスではあまり見ないので新鮮です。

ベルギーに来て驚くのはベルギー人の言語能力です。ブル-ジュのあたりはフラミッシュというオランダ語に近い言語が主に使われるようですが、9歳でフランス語を13歳で英語を学びはじめるそうで、街中でも英語とフランス語が普通に通じます。自分たちは小国だから言葉を学んで外国と付き合っていくしかないのだとのことです。フランスではありえないことで、こんなところにもヨーロッパの国々の違いと奥の深さを感じました。



コンサルティング業界について思うこと-その2
欧米でトップのコンサルティングファーム約10社の話を聞いてみると、それぞれに特徴がありながら共通点も多く、その中でそれぞれに業界の中でポジションをとっていることが分かりました。今回はこれをコンサルティングファームのクライアントの観点から整理してみたいと思います。

まずは前提としてコンサルティングは人(コンサルタント)がクライアントにコンサルティングサービスを提供するサービス業です。コンサルティングファームの売り上げは簡略化するとコンサルタントの人数×コンサルタント一人当たりのフィーで決まります。コンサルタントの人数を増やすためには顧客・プロジェクトを多く獲得することが重要であり、そのためにはより多くの地域に展開して、より多くの業種のクライアントを獲得することが重要です。次にコンサルタント一人当たりのフィーを高くするためには、より難しい課題を抱えていてより高いコンサルティングフィーを払える人をクライアントにすることが重要です。この二つの観点で見ていくと各会社のポジションが分かってきます。

すべてのコンサルティングファームにとっても最も魅力的なクライアントはFortune500に代表されるグローバルなリーディングカンパニーのCEOです。彼らは最も難しい課題を抱えているとともに、コンサルティング予算を最もたくさん持っており、より高いフィーでより多くのプロジェクトを発注することが可能です。グローバルでトップのコンサルティングファームである数社はこれらのCEOと働くことにフォーカスしながら、すべての業種・地域においてこのポジションをとろうとしています。ただ世界にあるあらゆる業種のリーディングカンパニーのCEOと言っても人数は限られているのでこのセグメントをターゲットにしてやっていけるのは数社であり、これがマネジメントコンサルティング業界のリーディングファームになります。

その他のファームはどうポジショニングをするかというと、一つは地域・業種などを絞ってリーディングカンパニーのCEOを顧客にすることを狙っています。例えばヨーロッパ、さらに細かくドイツ・ロンドン・イタリアなどに特化して、その地域のトップカンパニーのCEOからは信頼されるコンサルティングファームであったり、小売やメディア・テレコムなどの業種に特化してその業種のトップカンパニーのCEOをクライアントにしているコンサルティングファームもあります。これらのファームはコンサルタントの人数としては少なくなりますが、コンサルタント一人当たりのフィーはそれほど低くない場合があります。

もう一つのポジションの取り方としてはトップ企業ではなく業界でも5-10位の企業を対象としたり、CEOではなくCOO,CFO, CIOや執行役員・事業部長をターゲットとしてコンサルティングを行う企業もあります。コンサルティングのニーズもグローバルな戦略立案の割合は減り、その地域での戦略やオペレーションに近い領域のコンサルティングも増えていきます。このタイプのコンサルティングファームはどうしてもコンサルタント一人当たりのフィーが下がってしまいます。トップのファームと比べると20-40%は低い場合があります。ただオペレーションやITに特化してグローバルかつすべての業種を対象として仕事をするとコンサルタントの人数は爆発的に増やすことが出来るので、合計の売り上げとしてはマネジメントコンサルティング業界のリーディングファームよりも多くなることがあります。

これまでに聞いた約10社のプレゼンの内容をもとにすると、この軸で各ファームのポジションを説明できそうです。この軸であらわされるポジションが暗黙的にコンサルティングファームの序列にもなっているようです。



コンサルティング業界について思うこと
ほぼ毎日コンサルティングファームのプレゼンテーションを聞いているので、気がつくと欧米のトップファーム約10社の話を聞くことが出来ました。驚くのがほぼすべての会社が過去5年間、年率10-20%のスピードで成長していることです。ある会社は年間50%の成長率で売り上げを伸ばしています。これはヨーロッパだけでのことでなく、日本でも同様です。ヨーロッパでのマーケットリサーチによると日本のコンサルティング市場は毎年約10%のスピードで成長しており、まだまだ発展途上な市場だと書かれています。日本にもまだ未成熟な業種があって自分がそこにいたのかと驚きました。

MBAホルダーの就職先としてコンサルティングと投資銀行が人気がありますが、投資銀行のほうが金融市場の動きに業績や採用動向が大きく影響を受けます。サブプライム問題の影響を受けている現在は投資銀行では募集をしていなかったりしていても数人だったりするのですが、逆に好景気の時には大々的に採用します。その点ではコンサルティング業界のほうがより安定的に成長しており、サブプライム問題があっても採用はあまり影響受けないのか積極的です。市場としてみたときにこのような安定的に成長している市場は悪くないのではと思いました。



企業のプレゼンテーション
いよいよINSEADにもたくさんの企業が来てリクルティーング活動が本格化してきました。まずは企業のプレゼンテーションがあり、これを聞いてから学生がアプライします。書類審査を経て、4月頃にインタビュー、5月頃にオファーが出て、6月頃に進路を決めるというのが学校側が設定しているパターンのようです。

企業側にも主に4つのリクルーティングの手段が用意されています。一つはCV Bookという学生の履歴書がまとめられたもので、ここから企業が採用候補になる学生を選んでコンタクトしていきます。二つ目は学生向けの求人情報の提供で、各企業で採用したいポジションの情報を掲示板のようなところに出し、学生がこれをみてアプライしていきます。3つ目はキャリアフェアという半日がかりのイベントで、各企業の採用担当者がINSEADのキャンパス来てブースを出してくれるので、学生がそのブースに行けば直接話をすることができます。最後に企業別のプレゼンテーションで、普段は授業で使っている教室に企業の担当者が来て1時間のプレゼンテーションをやってくれるので、学生はそこで直接話を聞くことができます。

キャンパスまで来てプレゼンテーションをしてくれるような企業は同級生の中から10人単位で採用しようと思っている大手企業がほとんどです。業種はコンサル・金融とメーカーが多く、グローバルかヨーロッパでトップ5に入るようなリーディングカンパニーばかりです。はじめはどこも同じような企業に見えるのですが毎日プレゼンに行って10社もの話を聞くと各業界にプロ野球でいうと巨人・阪神や楽天のような企業があることが見えてきます。その中で自分が面白そうな仕事が出来るところが少し見つけられてきたのでそこに向けてアプライをしていく段階です。



パリでのホームパーティ
日曜日にホームパーティに呼んでもらったのでパリまで行ってきました。以前バイオリンの先生に紹介してもらったルノーで働いている婚約中のカップルのおうちでした。

場所はパリの15区でモンパルナス駅の近くです。日当たりのいい1LDKのアパルトマンで、家賃はフォンテーヌブローの我が家よりもちょっと高いぐらいです。パリでもこういうところに暮らせるならやっていけそうと思いました。

そのカップルはブラジル人とレバノン人のカップルで、ブラジルの家庭料理を作ってくれました。ご飯に肉と豆を煮たものにおからのようなものをかけてからぐちゃぐちゃに混ぜて食べます。説明を受けたのですが結局理解できませんでした。味はおいしかったのですがあまり見た目がよくなかったので写真は載せずにおきます。あとはうちから持っていったちらし寿司、卵焼きにから揚げも一緒に食べて豪華なお昼ごはんでした。

食後にはうちの娘がバイオリンを弾くと音楽会になっていき、ブラジル人がギターでボサノバを演奏してくれて、最後にバイオリンの先生が一曲弾いてくれました。ブラジル人とバイオリンの先生はプロ級の腕前なので、酔っ払った状態で聞くにはもったいないレベルの演奏でした。

ついでにルノーに就職のチャンスはないものか聞いてみました。そのカップルは二人ともパリでMBAをとったあとにルノーに就職しているのでいろいろとアドバイスをもらえました。日本人向けのポジションはなかなかないようですが、過去のプロジェクトの経験を活かせばチャンスはあるかもとのことだったのでチャレンジしてみようと思います。

帰りにはパリの日本食材屋によってお米と納豆を買って帰ってきました。なかなか実りの多いパーティでした。



息子の誕生日
昨日はうちの息子の2歳の誕生日でした。健康に2度目の誕生日を迎えられたので親としても大満足です。最近いろいろあったので派手な誕生祝いはできませんでしたが、プレゼントを買ってやってケーキにろうそくを立ててお祝いをしました。

プレゼントには6ピースのパズルが6個セットになった本を買ってやりました。最近は簡単なパズルが出来るようになって興味を持っていたので、ちょうど良いレベルで気にっているようです。しかし自分が誕生日だから買ってもらえたことや、年をとって2歳になったことは理解していない様子です。

発育状態としてはまあ普通のようです。娘はとにかく何でも早かったのでそれと比べるとだいぶ遅いのですが、とりあえず最近は2語文をしゃべれるようになりました。”パパ、ici(ここ)!”と言って椅子を指さして僕にその椅子に座るように指示しています。しかし最初の2語文からパパ(日本語)、ici(フランス語)と混ざっていていきなりバイリンガルか(?!)とびっくりしています。



Grez sur Loing
Grez sur Loingは内から車で15分ほど行ったところにある村です。ここは画家の黒田清輝が暮らしていくつかの作品を描いたことで知られています。おそらく当時からほとんど変わっていないと思われる街並みの中にはRue Seiki Kurodaという通りがあり、日本人の名前がついた通りはここがはじめてだそうです。

黒田清輝に限らず印象派の画家のゆかりの地は川沿いに多くあります。印象派の絵では太陽の光を反射した水面がよく描かれていますが、画家たちの創作意欲を刺激した光は今でも見ることができます。残念ながら僕の創作意欲は湧いてきませんでしたが、娘はクレヨンで絵を描いていたのでちょっとは刺激を受けたのかもしれません。
Grez sur loingの橋



LoireのChambres d'hotes
Loire(ロワール)で宿泊したChambres d'hotes(フランス版民宿)はイギリス人が経営していました。ロンドンの大きなホテルで20年間働いた後でロンドン北部のホテルのオーナーとして経営していたそうですが、40半ばで新しいことをやりたいと思って資産を全部売り、車に荷物を詰めてフランスにドライブしてきたそうです。車で各地をまわりながら物件を見て回り、Loireにいい物件が見つかったので購入したそうです。買った後で増改築を繰り返して約3年で5つの部屋を経営していました。

なぜロワールかと聞くとChambres d'hotesの経営には近くに観光地があることが重要で、ロワールにはそれがあることだそうです。また地方なのでパリと比べると地価も低めです。またChmabres d'hotesの利用者は80%がフランス人、残りがイギリス・ドイツ・イタリア・スペインなどの国から少しずつ来ていることを踏まえて、マーケティングもフランス人向けのガイドブックに載せるのと出身国であるイギリス人向けのガイドブックに載せるのが最もコスト効率がよいそうです。また観光シーズンの夏と閑散期の冬の稼働率などもスラスラと説明してくれます。さすが元ホテルマンでオペレーションだけでなく、顧客の獲得や経営管理もきちっと出来ているようで話も面白かったです。ちなみに我が家ははじめての日本人宿泊客だったそうです。

それにしても5歳の子供を連れた一家三人で海を渡って別の国に来て新しい生活をはじめてしまうなんてすごいですね。こういう人たちと話をしていると自分もまだまだ若くて何でも出来そうな気がしてきます。



Loire(ロワール)のワイン
ロワール地域もブドウ畑が広がり、たくさんのワインが作られています。でも僕が知っていたのは白ワインのmuscadet sevre et maineとロゼワインのrose d'anjouぐらいで、この二種類が中心かと思っていました。

これは大きな間違いでmuscadet sevre et maineはロワール地域の西端のナント周辺、rose d'anjouは真ん中あたりのAnjou地域で作らているのみで、他の地域では別のワインを作っています。それも白・赤・ロゼにスパークリングワインと多彩です。

飲んでみると特にすっきりした白ワインが印象的です。ただこれまでに行ったブルゴーニュ・シャンパーニュやアルザスと比べるとあまり目立った特徴を感じられず、買って帰りたいという気持ちがあまり湧いてきませんでした。

この気持ちは向こうにも伝わったようで、ロワール地域のワインは他地域と比べるとあまり洗練されておらずパリとかでも評価は低くされてしまうとのことでした。ただその地域の人はみんな地元のワインを飲んでいるので、生産された地域での消費率は他地域よりも高いのではと思いました。



ロワールの古城めぐり
ロワールには18世紀に作られたお城がたくさん残っています。ベルサイユ宮殿が作られたのと同時代であり、ベルサイユ宮殿に影響を与えあったこの時代の華やかなお城です。日本人の観光客も団体でたくさん訪れる観光地でもあります。

まずはその中でも代表的なお城であるChambord城に行きました。ここはルイ14世、15世だけでなく最近はフランスのミッテラン元大統領とドイツのコール元首相が会談したところでもあります。ダ・ヴィンチも設計に関わったと言われているお城はらせん階段使われた凝った作りで、中には絵画やタピスリーが飾られた城主の部屋などがあり小さなベルサイユ宮殿かフォンテーヌブロー城のようでした。
Chambordのお城

続いて行ったChenonceau城は川の上に建てられたお城です。窓から川の流れが下に見えるので特別な場所にこだわって作った効果もよく分ります。中はやはり豪華で城主のお城には絵画が飾ってあって立派なベッドがあります。
シュノンソー城

どちらのお城にも飾ってあったのがルイ14世の絵でした。太陽王と呼ばれたルイ14世の影響力の大きさを感じました。
ルイ14世の絵

ベルサイユ宮殿は突然出来たのではなく、当時の他のお城の影響をうけさらに他のお城にも影響を与えていることが分かります。これは建築だけでなく、フランス王家と他の貴族との関係でも同様です。フランス革命前の王家と貴族の雰囲気を感じらることが出来ました。



ジャンヌダルクを巡る旅の完結
娘がジャンヌダルクのファンになってから、ReimsやRouenといったジャンヌダルクのゆかりの地を訪ねてきました。今回はそれに加えてChinonとOrleansに行ってきました。

Chinonはジャンヌダルクがシャルル7世に会ったお城があります。ここは15世紀のお城でベルサイユなどのお城の華やかさは全くない戦闘用のお城でした。しかもその後メンテナンスがされていないので当時の形はとどめておらず、ジャンヌダルクが王様に会った広間も壁が少し残っているだけでした。しかしジャンヌダルク博物館が併設されていて、ゆかりの品をいくつか見ることができました。
Chinonのお城

続いていったOrleansはジャンヌダルクが戦って勝ったことで有名です。当時はここはイングランド軍に包囲されていたところを、シャルル7世らと一緒に攻めていったそうです。ジャンヌダルク像に加えて、オルレアン開放後にジャンヌダルクが当時住んでいた家が残されており、中ではジャンヌダルクゆかりの品やジャンヌダルクの生涯をオルレアン開放の戦いを説明した展示がありました。こちらの方が見応えはあり、娘も食い入るようにみていました。展示品を見ながら質問攻めを受けましたがこれも答えられず苦しい説明を繰り返していました。
Orleansのジャンヌダルク像

その後ジャンヌダルクはイギリス軍と戦いながらReimsまで行って王様の載冠式を実現したものの、コンピエーニュの戦いでイギリス軍の捕虜になりRouenで処刑されました。

ジャンヌダルクは今ではフランスの愛国者にとっては象徴的な存在でフランス人の間でも好きな人が多いようです。娘と一緒にその人生のゆかりの地を訪ねながらフランスの歴史を勉強出来て良い旅行になりました。



INSEADの授業 - The Art of Communication
The Art of CommunicationはP4でとったエレクティブのコースです。このコースはP3, P4, P5で複数回行われるコースで、それぞれのピリオドが始まる前の2日間の終日を使って集中的に取って0.5単位が取れるコースです。

内容はプレゼンテーションの練習です。まずは自分一人で1分間プレゼンテーションをやって、講師とクラスメートからフィードバックをもらいビデオで自分のプレゼンを見たところで再度プレゼンをします。次にグループで15分程度のプレゼンをして、講師・クラスメートのフィードバックにビデオで確認をして再度グループでプレゼンで終了です。プレゼンでも内容や分析の深さなどよりも話すスピード・声量やボディーランゲージなどが重視されます。

このようなトレーニングは過去に何度も受けていましたが、今回がレベルが最も高く、何度も厳しくダメ出しされました。やはりMBAに来ている学生はプレゼンも上手ですし、講師もメディアでの経験が豊富でメディアやトップエグゼクティブのプレゼント同水準のものを目指すように指導してくれます。僕のレベルはこの水準だと全然通用しないので、落ちこぼれないようについていくように必死でした。”パッションが足りない!”って注意されても、イタリア人やスペイン人と比べられると厳しいです。

厳しい2日間でしたがおかげで前よりはよいプレゼンが出来そうな気がします。自分の特徴・欠点が分かったので、これを注意しながらやっていけば前よりはよくなると自信が持てました。ビジネススクールではプレゼンをやる機会がよくありますが、もっと早くこのコースを受けていればと思いました。



フォンテーヌブロー城
ベルサイユに続いてフォンテーヌブロー城にも行ってきました。ここはINSEADからも歩いて10分ほど、我が家からは車で5分ほどで行ける世界遺産です。毎月第一日曜日は入場無料なので3回目ですが行ってきました。

フォンテーヌブロー城はフランス王家が代々使ってきました。ベルサイユを作っていったルイ14世・15世・16世やマリーアントワネットも来ていました。フォンテーヌブローは森が有名で、この森は狩りをするのによいところだったようです。ベルばらでもルイ16世が狩りをするシーンがありますが、当時の貴族の男性陣にとっては狩りというのは重要なイベントだったようです。狩りの場ということから、狩りの女神ディアナの銅像があります。また飾られている絵も狩りのシーンや戦闘のシーンなどが多くあります。

フォンテーヌブロー城のもう一つの特徴はナポレオンの存在です。ナポレオンはフォンテーヌブロー城を好んで使ったそうで、外国に遠征する軍隊の謁見もフォンテーヌブロー城で行ったことがあるそうです。ナポレオンの部屋や肖像画などもありますし、お城の門にもナポレオンの鷲のマークがあります。

ベルサイユと比べるとベルサイユは少女マンガのお姫様の世界に近いのに対して、フォンテーヌブローは少年マンガに出てくる王子さま・将軍・皇帝の世界に近いと思いました。フォンテーヌブロー城にもマリーアントワネットの部屋は花柄で飾ってあるのですが、まわりの部屋と比べると違和感がありました。娘はベルサイユのほうがよかったそうですが、僕はフォンテーヌブロー城のほうが気に入っています。
フォンテーヌブロー城のナポレオンの部屋にて





ベルサイユ宮殿
ベルサイユのばらのDVDも半分ぐらいみたところでベルサイユ宮殿に行ってきました。この時期はなぜか空いていたようであまり並ばずに入ることができました。

ブルボン王朝のルイ14世、15世、16世の時代に作られた華やかで豪華な宮殿です。舞踏会や晩餐会の部屋だけでなく王様とその親族の部屋も豪華に飾られています。飾られている絵は女性を描いたものが多く、装飾なども女性好みになっているようでまさにベルサイユのばらの世界が広がっています。ベルサイユ宮殿は何年にもわたる修復工事中で今回も見れないところはありましたが、マリー・アントワネットなどの貴族が舞踏会をやっていた鏡の間の修復は終わっていて見ることができました。
ベルサイユ宮殿の鏡の間

娘もベルばらをじっくり見ているので、それぞれの部屋が何に使われたのかや描かれた人物が誰かなどを次々に質問されてしまい答えられずに困りながら見て回りました。それでも知っているキャラクターの絵などがいくつかあったので娘も満足したようです。ベルサイユ宮殿はお姫様にあこがえる女の子が一番楽しめるのかもと思いました。




Normandyの食事
RouenとMont Saint Michelのある地域はNormandy(ノルマンディ)という地域で農業が盛んです。車で走っていても畑が広がっていて、農家い宿泊させてもらうこともできました。また酪農も盛んでカマンベールなどのチーズもたくさん作れています。料理は前菜・メイン・デザートの構成は同じですが、地元のチーズや牛乳、野菜、牛肉などを美味しく食べさせてくれました。
牛の搾乳見学中

前菜にはチーズや野菜を使った料理が多かったのですが、うちの娘が牛乳好きだというと温めた牛乳をスープのように出してくれました。娘も喜んで飲んでいました。メインでは牛肉の煮込み料理がおいしくて、フランス料理が嫌いな韓国人のお母さんもおいしいと言って食べてくれました。
子牛肉の煮込み

Normandyはクレープで有名です。この地域で作り始められたものがフランス全体、そして世界中に広まったようです。街中にクレープ屋さんがたくさんあり、普通のレストランでもクレープを出してくれますが、驚いたのは朝食でクレープを食べることです。パンと一緒にクレープが出てきて、バターやジャムをつけて食べます。

Normandyは北にあってぶどうがとれないのでリンゴを使ってお酒を造ります。ちょっと甘い発泡酒であるシードルや、アルコール度数が40度近い蒸留酒であるカルバドスがあります。シードルは白ワインやシャンパン代わりに食前酒や食前酒にも飲まれますし、カルバドスは食後酒です。肉料理にはボルドーなどの地域の赤ワインをあわせるようです。






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