フランスMBA&音楽留学体験記
コンサルタント歴9年の父はINSEADのMBA、バイオリン歴2年の娘(4歳)は音楽学校で学ぶべく2007年7月から約1年間フランスに行きます。一緒に渡仏する母と1歳の息子の4人でのフランス留学体験を書いていきます。


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我が家のSオケ
娘の通っているフォンテーヌブローの音楽学校も幼稚園と同様に冬休みに入っています。1・2月はオーケストラに新メンバーも入ってきて面白くなってきていたので残念です。このオーケストラは我が家ではフォンテーヌブローのSオケ(のだめカンタービレで千秋が最初に指揮したオケ)と呼んでいます。

まずは新メンバーですがバイオリン1人、トロンボーン1人にトランペットが1人来ました。バイオリンの子はまだまだ小さくて練習もしてこないのでみんなであわせるときにもちゃんと弾けないので、後ろのほうの席で眺めているだけのこともあります。トロンボーンの子はトランペットの子と同様にあまり息が続かず音が途切れ途切れになっています。またこのトランペット・トロンボーンが演奏すると隣にいるフルートの子の音はほとんど聞こえません。フルートの子はとても上手で一人で演奏するのを聴くとうっとりと聞きほれるような演奏をしてくれるのですが、残念ながらフルートの音量ではトロンボーン&トランペットに対抗できないようです。

そんなこんなで毎週の練習はドタバタ続きですが、4月にはフォンテーヌブローのホールで発表会があるようです。何とか良い演奏が出来るようになって欲しいものです。

http://edmfontainebleau.blog4ever.com/blog/index-98553.html


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ガソリン代
日本に帰ったときにガソリン代を見るとリッターあたり約145円でした。世界的な原油高でガソリンの値段があがっているので日本でもガソリン代が高いと不満に思っている人は多いのでしょうが、フランスに戻ってくるとリッター約210円(1.36ユーロ)と日本よりも高くなっています。

この値段の差は税金の差のようです。ガソリン1リットル当たりの税金はアメリカ12円、日本が61円、韓国が111円、フランスが133円、ドイツが142円、イギリスが149円だそうです(2007年4~6月。財務省作成の資料による)。実際、日本とフランスのガソリン価格の差は税額の差とほぼ一致しています。

地球温暖化の議論をしていると、エネルギー効率の悪い自動車の使用を抑制するためにガソリンに対する税金を高くすべきという議論に賛同するのですが、一方で車を使わないと生活できないような田舎に暮らしてガソリンを買うとなると税金が高すぎると不満を持ちます。この葛藤の中で、地球の将来を考えると高い税金を受け入れるしかないと思いながらガソリンを買って税金を払っています。

それにしてもアメリカの12円という税金は安すぎです。この税率は乗用車の使用を奨励しているようなもので地球温暖化をさらに進めると思います。地球温暖化に関する授業でもアメリカは自分たちのライフスタイル優先で地球温暖化対策に取り組む気はないとの意見がありましたが、このガソリン税制も一例かと思います。アメリカも自分たちの都合ばかりでなくもう少し世界の状況を理解して行動してくれればと思います。

日本でもガソリン・自動車に関する税制が話題になっているようですが、道路を作りたい人のわがままをどうするかの議論になっているように思います。そもそも僕は大学時代の卒業研究で新たな道路建設による経済効果を分析しましたが、今の日本に建設コストを上回る経済効果のある道路を見つけることはできませんでした。今までの惰性で道路を作り続けるのではなく、将来に向けての日本のあり方やライフスタイルに向けて税制と投資をやってもらいたいと思っています。




INSEADの授業 - Independent Study Project
Independent Study Project(ISP)は授業とは別に個人でプロジェクトをやり、その成果によって単位がもらえる仕組みです。エレクティブの授業を受ける代わりにプロジェクトをやって卒業の単位にすることができます。

P3ではこのISPとして日本企業のヨーロッパでのマーケティングの調査に取り組みました。以前にも書いたように某日系メーカーのエアコン事業を対象にしています。
http://mademoisellemozart.blog110.fc2.com/blog-entry-131.html

まずはINSEADで様々なマーケティングリサーチを調べます。これらは一般には有料ですがINSEADが契約しているようで学生は無料で使えます。これで市場規模や競合の動向などをおおまかにつかむことができました。また流通していると思われる店舗も訪問しました。その後に日系メーカーのフランス駐在マーケティング担当の方にインタビューをさせていただきました。

フランスでは日本メーカーの製品は少なく、特に家電製品はほとんど見かけません。それがエアコンでは日本メーカーがシェアトップテンに5社入っているなど日本企業の活躍が目立っています。これはマーケットの特性と日本メーカーの強みがうまくはまった結果だと分かりました。

まずフランス人の約70%が一軒家に住んでいます。このフランスの家は築数百年の古い建物が多く、エアコン取り付けには専門の業者に頼んで穴をあけて取り付けてもらう必要があります。そのためフランス人がエアコンの購入プロセスは、家のリフォームをするときに専門業者と綿密な打ち合わせをすることが多く、かなり詳細なテクニカルスペックまで比較して家の設備として購入しています。フランスのエアコン市場はブランドイメージ勝負のコンシューマー製品でなく、製品を厳密に評価されるプロフェッショナル向け市場により近いようです。こうなると製品性能面で優位にたっている日本企業が市場で良いポジションをとっていることが分かりました。

これは日本企業の一つの勝ちパターンになっているようです。日本企業がヨーロッパにさらに進出していくには、このパターンで勝てる製品を探すとともに、また別の勝ちパターンを作れるかが次のステップです。今回のプロジェクトではここまでがスコープですが、別の勝ちパターンを見つけられるかどうかは次の機会に検討してみようと思います。



INSEADの授業 - Leveraging IT Opportunities & Trends
Leveraging IT Opportunities & TrendsはP3のエレクティブのコースで、取ろうとしたのですがスケジュールの都合でとれなかったので仕方なく何度か授業を聴講するにとどめたコースです。内容はITを企業価値向上にどうつなげるかについてIT導入のポイントやITガバナンスなどを学びます。テクニカルな内容は対象外で経営の観点からITをどう活用するかがポイントです。

このあたりのことは仕事でもやっていたし、読んだことのある本などを取り上げての議論だったので知識面では目新しいことはあまりありませんでした。ただ驚いたのは受講者が約15人でP3で最も人気のなかったコースかもしれません。企業のIT部門の人と話をしていてもプログラマやエンジニアはそこそこいても、経営の視点でITの活用を担える人材は不足しているという話になるのですが、ビジネススクール(INSEAD)はこのような人材の供給源になれていないのではと思いました。

この状況は逆にチャンスでもあり、経営とITが分かる人材になればCIOなどのポジションにたどり着くまでの競争は比較的厳しくないブルーオーシャンになりうる領域だと思います。M&A関連などは今は人気なので競争が激しいレッドオーシャンになりかねない領域であり、ここで仕事をしたいのであれば自分の競争優位性を確立しないと生き残っていけないんだろうなと思いました。



INSEADの授業 - M&As Alliances and Corporate Strategy
M&A And Corporate StrategyはP3で取っているエレクティブのコースです。企業がどのような目的でM&Aを行うのかを戦略的な観点から学ぶコースで、ファイナンスの授業では対象企業の企業価値算出をやりますがこのコースではさらっとやるだけでした。とても人気のあるコースで、半数以上のクラスメートが選択しているようでした。

クラスでは企業の置かれている状況と戦略をおさえたところで、その実現の手段としてM&Aをどのように活用するかをまずは学びました。シリコンバレーなどでは新技術を開発したベンチャーを買収する一方で、成熟した業界では規模拡大のための買収・合併などなどM&Aをどの目的で行うのかにはたくさんのパターンがあります。また戦略的にはよいM&Aもその企業の価値以上に高い費用で買収してしまっては結果的に損をすると分かっていながら、多くの企業がやってしまっていることも学びました。またM&Aには買収する側・買収される側にそれぞれの思惑があり、しかもこれが交渉中にも変化する中で両者がWin-Winの関係を作れるディールをまとめることの難しさも知りました。

今はM&Aがたくさん行われている時代でもあるので、このコースは人気ですし僕もちょっと知っておけてよかったと思いました。



幼稚園の冬休み
日本から帰国した翌日にも娘は幼稚園に行ってきました。またフランスの幼稚園もがんばって通おうねと言っていたら、何と2週間の冬休みに入ってしまいました。年末も休んでいましたがあれはクリスマス休暇で今回は冬休みだそうです。

これは娘の幼稚園だけでなく公立の学校も休みになっています。うちの大家さんは子供の休みにあわせて自分も休みをとってノルマンディの別荘に1週間行ってしまいました。

また幼稚園の成績表ももらってきていました。12月にもらった成績とほぼ同じだったのですが、言語のところがよくなっているとのことでした。確かに前よりは分かるようになっているようなのでこの調子でがんばってくれるといいなと思っています。



日本の幼稚園と会社
日本に緊急帰国してすぐに葬儀などがありましたが、それらのイベントや諸々の手続きなどが思ったより順調に行ったので少しですが時間に余裕が出来ました。そこで娘は7月まで通っていた幼稚園に行かせてもらいました。

久々の幼稚園でしたが先生方・お友達・お母様方からも温かく迎えていただくことができて娘もすんなり入って行くことができました。昨日まで一緒に幼稚園に通っていたかのように遊んでもらい幼稚園から帰って来てからも興奮しながらあの子とこの子と遊んだと喜んでいました。また紐通しなども久々にやらせてもらったところ忘れておらず以前のように出来て、それを先生が褒めてくれたのもうれしかったようです。フランスの幼稚園よりも先生やお友達とちゃんとコミュニケーションが成立しているのも良かったようです。

僕の方はその時間に7月に退職した会社に行ってきました。それぞれの近況報告だけでなく会社も新しい方向に向けて動き出しているようで、このことについてもいろいろ話を聞かせてもらいました。軽く挨拶に行ったつもりでしたがいろいろと話しこんで気がついたら4時間経っていました。

娘も僕も約7ヶ月間のギャップを感じることもなく、みなさんに温かく迎えていただき感謝しています。



フランスで買ったバイオリンの評価
フランスで買った韓国製のバイオリンですが、いろいろ調子が悪いところがあったので日本に帰国した機会に楽器屋さんに持って行きました。

まずはバイオリンのほうは”日本ではこれは悪い楽器と評価します。”と言われてしまいました。コマの形が悪く弦の角度もよくないので、隣の弦をひく時に重なって二つの弦をひいてしまいやすいと言われました。また調弦のつまみの位置も悪く、調弦のピンが木の部分に当たってしまうので音も悪くなると言われました。

弓も毛の張り方が悪く素人の仕事と言われました。毛を縛っておく紐もちゃんと縛れておらず、どんどん抜けてしまうそうです。縛れていないのをカバーするために日本では使わない接着剤を使ってもいるそうです。これでは2,3か月しか持たないそうです。

このバイオリンもフランスのバイオリンの先生にはよいバイオリンだと誉められたというと、”フランス人はまずは褒めるものです。それに生徒が既に買ってきたものをダメと言うことはしないでしょう。”とのことでした。




親戚の集まり
身内に不幸がありまして、家族四人で日本に帰国していました。葬儀などは無事に終わってほっとしています。

久し振りに親戚にも会いました。渡仏前にフランスでINSEADのMBAコースに留学していると言って理解してもらったつもりでいたのですが、今回会ってみるとINSEADもMBAも理解されておらずフランスに行っているとだけ伝わっていたようでした。再度説明したもののやはり伝わらないようで面倒くさくなり、一部の人にはソムリエの勉強に行っていることにしてもらいました。

9歳の姪とも久し振りにゆっくり話をしました。その子が3歳のころは僕のことが大好きで”結婚しようよ!”と言ってくれていたのですが、今回その話を持ち出すと”気持ち悪!そんなこと覚えてないし!”と言われてしまいました。あの頃はあんなにかわいかったのに。



INSEADの授業-Macro economics
Macro economicsはP3でとっているコアのコースです。内容はマクロ経済でマクロな経済の動きが企業の経営にどのような影響を与えるのかを学びます。Financial Timesなどで経済成長率や利率の変更などのニュースがトップニュースで扱われていることがありますが、この意味するところを理解できるようになることが目的です。

最初は意味の分からなかったところも多かったのですが、政府と中央銀行の役割の違いや為替レートと利率が需要と供給で決まることも新鮮な驚きでした。たまたま日銀の人と知り合う機会があって、いろいろと話をしてみて日銀などの中央銀行の役割や仕事の内容もよく分かって面白かったです。今まで何をしている人たちなのかよく分かりませんでしたが、重要な仕事をしている優秀な人たちだということがよく分かりました。





INSEADの授業-Market Driving Strategy
Market Driving StrategyはP3でとっているエレクティブのコースです。内容はマーケティングで、コアカリキュラムのマーケティングのコースでは3Cや4Pなどを比較的静的な状態で捉えて学んでいました。このコースでは顧客ニーズの変化、コンペティターと自社の動きがそれぞれに影響し合ってマーケットが変化していく中でどうすべきかを学んでいます。

コースはケースとシミュレーションゲームを使って進められます。ケースでは業界上位の二社同士が相手の動きをみながらの競争のケースや、突然ある企業が価格競争を仕掛けた場合のケースや新規市場参入のケースなどでした。それぞれのケースで一つの変化が玉突き現象で次々といろいろな変化を起こして、業界の競争環境が変わっていくのを学びました。

シミュレーションではMarkstratというゲームをやっています。クラスメート5人で一つの会社の経営者として他のクラスメートが作った4つの会社と競争します。製品のR&D、ブランドの育成、広告の活用や営業マンの配置について意思決定をして、マーケットで自社製品の販売と利益の拡大を目指します。

これがとてもおもしろくて、ケースで習ったシチュエーションが次々と出てきます。他チームの動きによって自社の作戦も大きく変えざるをえず、相手の動きを予想しながら自社の次の手を議論していくとあっという間に時間が経ってしまいます。元インベストメントバンカーが財務のフォーキャストを作ってくれたり、元セールス・マーケッターが最適なチャネルミックスを考えてくれたりとそれぞれの得意分野で貢献してくれます。このグループメンバーとは一緒に経営をやった仲間になったようでした。結果的に5社の中では一番良い業績を残すことが出来ました。マーケティングはMBAに来てから興味をもった分野なのですが、このコースでさらにその思いが強くなりました。



INSEADの授業-Applied Corporate Finance
Applied Corporate FinanceはP3でとっているエレクティブのコースです。内容はファイナンスで、P1,P2で学んだことをケースを使ってさらに深めていきます。クラスメートの半分近くが選択している人気のコースでもあります。これまでに習ったことを復習する機会にしようと軽い気持ちで受けてみたところ、これが難易度が急に上がって大変でした。P1,P2のコースの最後にやったケースよりもさらに複雑かつ高度な分析を最初から求められていました。

P3では一番大変なコースではあるのですが、振り返ってみるとその分勉強になりました。それぞれのケースではベンチャー企業や大企業が企業戦略の実現に向けてM&A、IPO、CB、Warrant等をどのように使って行くかを学びます。DCFなどの手法でValuationをするのですが、そこで出てくる数字を見ると株価がOver valueだったりUnder Valueだったり、Debtの割合が高すぎたり、面倒くさい株主がいたりとそれぞれのケースでシチュエーションをややこしくしてくれています。これを現実の世界でどのようにすればよいかを考えます。結局よいうち手がなくて苦渋の決断を迫られることもありました。

ファイナンスは数字を扱うことの多い分野ですが、この数字にいろいろな思いをこめていたり、その数字から投資家がいろいろなことを読み取っていくコミュニケーションを見ることが出来てとても興味深いコースでした。



パリの観光地-Invalid (アンヴァリッド)
Invalid (アンヴァリッド)はパリの中心部にあります。変わった形の建物であり大砲が並んでいることもあって、この建物はなんだろう?とずっと不思議に思っていました。調べてみるとナポレオンのお墓があり、軍事博物館があるということで行ってきました。観光客はそれほど多くないものもフランス人を中心に結構にぎわっていました。
invalidの外観イメージ

ナポレオンのお墓はとても大きくて、ナポレオンが今でもフランスにとって重要な歴史的人物であることをしめしていると思いました。軍事博物館のほうはナポレオン戦争のころのものだけでなく、第二次大戦までの戦争をカバーしていました。第二次大戦の展示は、ドイツ軍にフランスが占領されてからそれを盛り返していく部分が中心でした。ナチスのホロコーストの展示や日本の太平洋戦争の展示もありました。
ナポレオンのお墓

軍事系の博物館ははじめてだったのでどういう感想を持つのかちょっと心配でしたが、事前にナポレオンやドイツとの戦争の話をしておいたので興味を持って見ていました。

短期間のフランス観光旅行だとなかなか行けない場所だと思いますが、いろいろと見所はあって親子で勉強になりました。



凱旋門
パリの名所として有名な凱旋門です。シャンゼリゼ通りをずっと歩いていくと大きくそびえたっており、このまわりは何度もまわったことがありました。今週末はセミナーのあとで時間があったので娘と一緒に上に登ってきました。

凱旋門はナポレオンが戦勝の記念にローマ時代の凱旋門をまねて作らせたものです。完成前にナポレオンは死んでおり、死後にパリに改葬された時にはじめて通ったそうです。

凱旋門の上には大人8ユーロで上ることができます。約300段の階段を上るのですが、子供が一緒だというとエレベーターで凱旋門の内部まで行くことが出来ました。エレベーターを降りて40段ほど上ると凱旋門の上に出てパリを一望することが出来ました。凱旋門を中心に12本の通りがきれいに放射状に伸びており、見ていて気持ちがいいです。
凱旋門のイメージ



ロンドンの魚屋さん
ロンドンからパリに戻るユーロスターで偶然隣になったのはロンドンで魚屋さんのManaging Directorをやっている日本人の方でした。以前はアメリカで働いていたそうで、3年前にアメリカの会社がロンドンの魚屋を買収した際に経営者としてやってきて3年で売上・従業員を3倍にして黒字化も達成したそうです。見事なターンアラウンドのケースです。

以前はロンドンの市場で仕入れた魚をロンドンのレストランに卸すのが主な業務だったそうです。レストランは夜の仕事で市場は朝の仕事ということでレストランから委託されているものの利幅は少なくするしかない状況だったそうです。そこでその方は仕入れ先を拡大し、日本からはまち・あじ・たいなどを、カナダからうにを空輸で仕入れてロンドンの高級日本食レストランに収めていったそうです。日本食ブームもあってさしみや寿司で食べれる魚に対するニーズは十分にあったことが成長につながったようです。

また競合には同じように日本から仕入れた魚を日本料理店に卸している大手がいるそうです。その方の会社はサイズや長年の実績などでは負けているので、差別化出来る商品の仕入れが勝負だそうです。よいものを安定的に仕入れるために世界中を探しまわっており、競合がうにの仕入れが出来ないような時期でも常に品切れを起こさずに品質の良いうにを販売できるようになったそうです。

最初に魚屋さんと言われた時には築地場外市場でエプロンをした魚屋さんのイメージが浮かんだのですが、話を聞いているとターンアラウンドを実現した経営者で、ビジネススクールのケースを読むよりも僕には興味深い話でした。日本人であることを活かしてロンドンでビジネスをやっている方にお会いして、自分でも何かを探してやっていこうと改めて思いました。



コンサルティングファームのセミナー
いよいよ就職活動も本格化してくる時期です。今週末は大手コンサルティングファーム2社の東京オフィスが日本人向けにセミナーを開催してくれるということで行ってきました。一社目はパリで、その後にロンドンに移動して二社目のセミナーに行ってきました。一日で二社の話を聞くことが出来ると、どちらもすごい会社でありながらそれぞれに特徴があるのだなと良く分りました。どちらも入社までのハードルは高そうな印象でした。

ロンドンは10年ほど前に行ったことがあるものの留学に来てからははじめてでした。ユーロスターでパリ―ロンドンは片道60ポンド(約12,000円)で2時間20分だったので、新幹線で東京から名古屋か京都に行った感じでした。ユーロスターに乗る前に出入国検査がありパスポートにスタンプをおされたのですが、これまでに行ったヨーロッパの別の国ではパスポートを見せることもなかったので外国に行った感じがします。今回は夕方について翌朝にはもどったので何も観光はせずに帰ってきたのですが、またじっくり見に来たいと思いました。



食事自慢のChambres d'hotes(B&B)
ナントへの旅行で泊まったChambres d'hotes(フランス版民宿・B&B)はすごく快適でした。二階建ての部屋で、リビングルームにベッドルームが二つあります。ゆったり入れるお風呂もあってついついリラックスしてしまいました。

またここではTable d'hotesといってディナーも頼むと用意してくれます。日本で1泊2食付きの旅館・民宿のイメージです。3歳の男の子がいる家族が経営していて、その家族と一緒に食べさせてくれました。アペリティフ(食前酒)、前菜、メイン、チーズ、デザートにワインもついて一人16ユーロととてもお得です。普通にレストランで同じものを食べれば倍以上すると思います。

そのディナーがとても美味しくて感動でした。2晩泊ったのですが二日ともこだわりの料理をだしてくれました。

一日目
食前酒
・この地域独特のフルーツのリキュールか洋ナシ酒

前菜
・アサリをバターで焼いたものとマグロを使ったパテ

メイン
・シードルというNantesからもうちょっと北の地域でとれるリンゴの発泡酒で煮込んだ鶏肉

チーズ
・この地域のカマンベールと山羊のチーズ

デザート
・焼きりんご入りのクレープ


二日目
食前酒
・この地域独特のフルーツのリキュールか洋ナシ酒

前菜
・ミモザサラダ

メイン
・ポトフ

チーズ
・この地域のカマンベールと山羊のチーズ

デザート
・イチゴのアイスクリーム

食へのこだわりが強い家族で、食前酒は自家製、野菜はすべて有機野菜、牛肉は自然農法で育てた牛、あさりは潮干狩りで取ってきたもの、マヨネーズは自家製、アイスクリームも苺から摘んできた自家製でパンも家で焼いています。ワインもワインもミュスカデというロワール地域のワインを信頼できる所から買っているそうです。ポトフなどの普通の料理も出してくれたのですが、近所のレストランで食べたものとはクオリティが違うので子供達も食べる勢いが違います。

素晴らしい料理を食べさせてもらいながら、この地域の歴史や子育てなどいろいろな話も出来て大満足のディナーです。子供達も勢いよくたくさん食べさせてもらった後に、子供同士でおとなしく遊んでくれたので大人ものんびり出来ました。食後にとなりの建物に移動すればそのまま寝られるのもうれしいです。

日本とフランスにある町中のチェーンのホテルを比べてもあまり大きな違いはないと思うのですが、日本とフランスの田舎の家は全然違います。こういう宿にとまると日本では体験できないフランスの日常を楽しむことが出来ます。僕はこういうところに来るのはとても好きなのですが、車がないと来れないこともあってお客さんのほとんどがフランス人で日本人が来たのは初めてだと言われました。みなさんも日本とは異なる魅力のあるフランス体験を出来るような旅行をしてみるのはいかがでしょうか。



フランスのお祭り―Mardi gras(マルディグラ)
今週の火曜日はMardi gras(マルディグラ)というイベントがあり、子供たちは仮装して幼稚園に行きました。

Mardiは”火曜日”、Grasは”太った”という意味の変なイベントです。カトリックでは生命維持に必要な最低限の栄養分しか摂ってはいけない時期があり、それが終わるのがこの火曜日を盛大に祝って大いに飲み食いするのがそもそもの趣旨だそうです。

ただ現代のフランスでは一部の熱心なカトリック信者をのぞくほとんどの人が普通に食事をしています。Mardi Grasの本来の意味を知らない人も多くいるのですが、子供たちが仮装することだけは続いているそうでみんな仮装の日として覚えているようです。

仮装といっても宗教的な行事であることから魔女とかゴーストはよくなくて、男の子は王様、神父様、ピーターパンやピエロなどの様々なキャラクターで女の子はほとんどがお姫様だったそうです。うちの娘は日本ぽく浴衣を着ていったのですが、寒いので浴衣の下には何枚も着こんでいました。




フランスのシャトー
Chateau(シャトー)は日本語にするときにお城と訳されることが多いと思います。ただフォンテーヌブローにあるシャトーはお城と言うよりも大きな宮殿のイメージがあります。またベルサイユはChateau de Versaillesとこちらもシャトーですが、日本語ではベルサイユ宮殿と訳されるのでこちらもお城ではないと思います。
フォンテーヌブローのシャトーのイメージ

ナントのあるロワール・ブルターニュ地方のお城はまさに軍事用のお城でした。10メートル以上の深さはあるお堀と高い城壁があり、城壁からは鉄砲を打つ穴が開けられています。素人ながらにこれを攻めるのは大変だなと納得します。

ナントの近くにあるAnger(アンジェ)や塩で有名なGuerand(ゲランド)も戦闘用の大きなお城があります。これは中世にブルターニュ公とフランス王家の間で戦争が行われたためであり、第二次大戦などでもあまり破壊されずに残っているので中世のお城をそのまま見ることができました。
angersのお城のイメージ



フランスのクレープ
2月3日の日曜日はフランスではクレープの日だったようで、スーパーでもクレープの材料がたくさん売っていました。フランスではみんなクレープを食べるようです。ただ理由を聞いてもカトリックの何かというだけで、それ以上に詳しいことは分かりませんでした。

日本ではたくさんのフルーツと生クリームを入れたすごい大きなクレープがありますが、こちらはクレープの皮にジャムやチョコレートなどを塗っただけのシンプルなものばかりです。また日曜日はクレープの本場に近いNantesにいたのでCreperie(クレープ屋)で、座ってフォークとナイフでクレープを食べました。パリっとしたクレープにこの地域では名物らしいキャラメルクリームをつけただけのシンプルなものでした。こちらのクレープは砂糖やジャムを塗っただけシンプルなものばかりで、日本のゴージャスなクレープがちょっと懐かしくなります。



La Folle Journée de Nantes(熱狂の日・ナント)
東京でも行われているLa Folle Journée(熱狂の日)の本家であるフランスのNantes(ナント)で行われているLa Folle Journée de Nantesに行ってきました。ナントは大西洋岸にある港町で、フォンテーヌブローからは車で約4時間です。

http://www.nantes.fr/index.php?id=1074

La Folle Journéeに行くと近所のフランス人に言ってもあまり知っている人はいないので人気がないのかと思っていましたが、2週間前にチケットを取ろうとすると半分以上のコンサートが売り切れていました。なんとかぎりぎりのタイミングで二つのコンサートの後ろの方の席をとることが出来ました。

フランス人の音楽家の人はよく行くイベントのようで娘のフォンテーヌブローの音楽学校の先生も過去に3回ほど演奏しているそうですし、先日のフォンテーヌブローでコンサートをやってくれたトリオも2回行ったと言っていました。また日本人のバイオリンの先生にプログラムを見せると学校の先輩などがたくさんいたそうです。今回もオーケストラだけでも5つは来ていましたし室内楽のグループもたくさん来ているので、音楽家の人達も一堂に集うビッグイベントのようです。

去年初めて熱狂の日の東京版に行きましたが、本家のLa Folle Journée de Nantesも同じように盛り上がっていました。1月30日から2月3日までの5日間は、毎日複数のホールで約50の有料コンサートと無料コンサートが行われています。今年はシューベルトがテーマでシューベルトの曲が中心です。それぞれのコンサートが1時間弱と短いので子供度でも飽きずに複数見て回れます。雰囲気も堅苦しくなく、老若男女問わずみんなで音楽を楽しむムードでいっぱいです。

会場はCITÉ INTERNATIONALE DES CONGRÈS NANTES(ナント国際会議場)で近代的な会議場です。ウィーンなどの格式のあるホールとは違いますが、音響もよく3階席からでもオーケストラのピットがきれいに見えます。

今回はSinfonia VarsoviaというオーケストラとDeutsche Radio Philharmonie(ドイツラジオ交響楽団)の二つの有料コンサートを聴けたのですが、良く考えてみるとフランスでオーケストラの演奏を聞くのははじめてでした。

La Folle Journéeはヨーロッパで他に行われているコンサートや音楽のイベントとは、会場の雰囲気も全然違う新しいタイプのイベントだと思います。音楽を気軽にみんなで楽しむことが出来る画期的なイベントだったことが成功につながって日本などの国に広がって行ったのだと思います。ゴールデンウィークのLa Folle Journée au Japonも行きたいところですが、残念ながらフランスにいるのでいけません。東京におられる方はぜひ行ってみてください。



ベルサイユのばら(フランスのDVD)
最近毎日ベルサイユのばら(ベルばら)のDVDを家族で見ています。同級生の日本人家族に貸してもらったのですが、フランス語の吹き替え版だけでなくフランス語字幕つき日本語版もついています。

ベルサイユ宮殿が出てきたり博物館で見た18世紀のフランスの衣装や馬車などが出てきます。舞踏会のシーンではボッケリーニのメヌエットが演奏されていて、娘もこれまでなんとなく弾いて部分のあった曲が演奏されるシチュエーションが分ったようです。

娘が歴史に興味を持っていることもあっていろいろと時代背景についても聞かれます。なんでウィーンからマリー・アントワネットがフランスに来たのかについて説明していくとハプスブルグ家の戦略や教育方針まで説明することになり、そうすると結婚の理由、そのプロセスやフランス人のマリー・アントワネットに対する接し方も理解できたようです。

オスカルやアンドレイ以外は事実に基づいている部分が多くフランスのムードも良く出ていると思います。ベルばらは今まで見たことがなかったのですが親も一緒にはまりそうです。






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