フランスMBA&音楽留学体験記
コンサルタント歴9年の父はINSEADのMBA、バイオリン歴2年の娘(4歳)は音楽学校で学ぶべく2007年7月から約1年間フランスに行きます。一緒に渡仏する母と1歳の息子の4人でのフランス留学体験を書いていきます。


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Sky Europe
今回のウィーン旅行ではSky Europeという格安旅行会社をつかいました。以前はパリ―ウィーン間のフライトはエールフランスやオーストリア航空のような国を代表するエアラインしかなかったと思うのですが、最近のヨーロッパでは格安の航空会社があちこちに飛んでおり便利です。Sky Europeは中央ヨーロッパに強いようで、オーストリアの他にもチェコ、スロバキアやハンガリーなどへのフライトが充実しています。ヨーロッパ内ではGermanwings、Blue Line、Lauda Air、NIKIやAir Berlinなどがそれぞれの地域をカバーしているようです。アメリカだとSouth West航空が有名です。

乗ってみての感想はなかなか快適でした。まず気に入ったのはパリの空港がシャルルドゴールでなく、オルリーだということです。オルリーまではパリの渋滞にも巻き込まれずに車で40分ほどで行けました。次に良いのは定刻かそれよりも早いぐらいの時間に発着してくれることです。格安航空会社にとっては効率を良くするためにも定刻通りに運航することはとても重要だそうですが、これは顧客にとっても満足度アップにつながることが実感できました。また機内では機内食や飲み物は有料になっているのですが、2時間ぐらいのフライトであればそれほど気になりません。最初は価格がオーストリア航空やエールフランスよりも安いことが主な理由でしたが、乗ってみると予想以上に満足度も高かったです。

こういった格安航空会社が成長することで顧客にとっては便利になっていく一方で、エールフランスのような国の名前が入った昔からある航空会社の経営はどんどん厳しくなり再編も進んでいるようです。ヨーロッパ地域内には航空会社が多すぎる気がするので今後も再編・淘汰が進んでいくように思います。それと比べると日本の航空業界はまだだいぶのんびりした感じがしました。


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サマータイム終了
ウィーンから戻ってくるとサマータイムが終了で、一時間時計を巻き戻すことになりました。日本との時差も7時間から8時間になります。日曜日の午前2時になると同時に午前1時に戻るということなので日曜日の朝はいつもより1時間多く寝られることになりますが、それでも普通に寝坊していました。しかし10月になって寒くて日本では冬に来ていたコートを着ているのにサマータイムが続いていたとは驚きです。

ところで大学生の時に“日本にもサマータイムを導入すべきか”というテーマのディベート大会で優勝し、アメリカ往復航空券をもらったことがあります。確か産経新聞とどこかの団体の共催でサマータイム導入を推進するための企画だったらしいのですが、僕のチームはサマータイムを導入すべきでないと主張することになり、そこで優勝したために主催者の思惑とは違う結果になってしまったようです。でも仕方ないですよね。

フランスにきてはじめてサマータイムを経験したわけですが、時間を変えたりするのも面倒な割に効果があまり実感できませんでした。夏の間は夜の時間が有効に使えるので消費が伸びると言われていましたが、夜中10時ごろまで明るいと子供たちが早く寝てくれないので夜の大人の時間が短くなってしまい消費活動にもつながありませんでした。学生の時にディベートで自分が主張したことは正しかった気がしています。



ウィーンでの食事
ウィーンはなかなか食事もおいしいところでした。一番の名物はWiener Schnitzel(ウィーナーシュニッツェル)かと思いますが、うすく伸ばした豚肉に粉をまぶして揚げたものです。娘は“とんかつおいしいね”と喜んで食べていました。ウィーン名物と言われていますが、確かにとんかつでした。その他にもステーキを食べましたがこちらも薄くのばしてありました。ヨーロッパの肉は硬いなと思っていたのですが、たたいてのばして食べればいいのかもしれません。今度うちでも試してみようと思います。

飲み物はワインとビールが多かったです。オーストリアワインは最近は評価もあがっており、飲んでみると確かにおいしかったです。白ワインが中心ですが、すっきりしたタイプや甘いタイプなどがありました。また変わっているのは白ワインを炭酸水で割ったり、まだ発酵段階でワインになりきる前の半分ブドウジュースで半分ワインの状態で飲むことです。白ワインの炭酸水割はうすいシャンパンのようでもあり、不思議な読み物でした。お酒が強くない人には良いのかもしれません。そのあとにデザートにザッハートルテを食べながらウィンナーコーヒーを飲むとウィーンに来た観光客としては一通り満足です。
ウィーンの食事

その他によく食べていたのがソーセージです。街の至る所にスタンドがあり、おいしそうなソーセージを何種類も焼いています。フランクフルトソーセージはあるのですが、ウィンナーソーセージは残念ながら見つけられませんでした。好みのソーセージを選んで一本買ってその場で切ってもらってビールのつまみにしながら食べたり、ホットドッグにしてもらって簡単な食事にもなります。ホットドッグは細長いパンの端っこを切り落としてくしにさして真中に穴を開けたところで、穴の中にケチャップとマスタードを入れてソーセージを突っ込みます。これだと食べている途中に反対側のはしっこからケチャップがたれてくることもないので子供にも食べやすくて家族四人でかじっていました。
ウィーンのホットドッグ




ウィーン(オーストリア)
実は水曜日の午前中に最後の試験が終わるとその日の夕方には空港に向かっていました。試験終了後からP2がはじめるまではBreakということでお休みです。しかし、翌週の月曜日にはP2の授業がはじまるので土日をあわせても4.5日です。短いようですがそれでも日本で仕事をしていたころを思えば十分長いようにも思えてきて、家族旅行にいくことにしました。行き先は家族会議であっという間に決まりました。音楽の都、ウィーンです。
ウィーンの街並

今回の旅行はとにかく音楽漬けでした。まずは音楽の生演奏は4回行きました。教会のパイプオルガンコンサート、Mozarsthaus(モーツァルトハウス)というモーツァルトが実際に演奏した場所でのコンサート、ウィーンフィルの本拠地であるMusikverein(楽友教会)というコンサートホールでのコンサートに、Staatsopera(国立オペラ座)のオペラです。

観光客向けのコンサートだったのはモーツァルトハウスのコンサートです。ここは100人ぐらいが入れる小さなホールなのですがモーツァルトの時代の衣装を着たカルテットの演奏です。一番前の席に座って演奏を聞くと会場や演奏家の衣装と音楽があわさってモーツァルトの時代にタイムスリップした気分にしてくれます。曲はモーツァルトがメインで娘は特にアイネクライネナハトムジークを気にいっていました。ただ観光客向けなので純粋に音楽的にみるといまいちかなと思いました。演奏でも音を外したのではと思うところがあったり、観客も拍手をするタイミングを間違ったりしていました。

Musikvereinの大ホールは世界でもっとも音響がよく、最も美しいホールと言われているそうです。またウィーンフィルのニューイヤーコンサートが行われることでも有名です。ここでのオーケストラの演奏を楽しみにしておりチケットを早目に手配したのですがいい席はとれなかったので娘には怒られました。娘はミルヒー先生のコンサートを一番前の席で聞いて以来コンサートは最前列の席でしか見ないと言っているのです。モーツァルトハウスのような小さなコンサートホールでは最前列に座れたのですが、Musikvereinでは200ユーロ以上することとだいぶ前に売り切れているので不可能です。しかも今回取れた席がオーケストラの後ろにあるパイプオルガンの横で、演奏者からすると後ろの斜め上に位置します。行ってみると指揮者がよく見えて、指揮をされているような気分になっておもしろかったです。また指揮者の表情や動きにあわせて演奏の雰囲気が変化するのもよく分かりました。またの日はオーストリアの建国記念日でもあったためかニューイヤーコンサートと同じような曲を選んでいて、華麗・優雅・勇壮な曲が続きました。娘も楽しんでくれたようでよかったです。
Musikvereinのホール

夜にはオペラ座にオペラを見に行ったのですが、これは格式が高すぎてとても子連れで行ける雰囲気ではありませんでした。それでも母と娘が少しだけ入って端っこの方で見てきました。娘にとっては初めてのオペラで、オーケストラの演奏と歌と演劇が一体となるエンターテイメントがどういうものか見れたのはよかったようです。これはもうちょっと大きくなってからまた再挑戦です。

またウィーンにはコンサート以外にも音楽関連の見どころがたくさんありました。Haus der Musikではまずはウィーンフィルの歴史や今年のニューイヤーコンサートのフィルム上映を見ることができました。また簡単な操作によって作曲をするゲームがあり、娘は気に行って何度もトライしていろいろなパターンのウィーンワルツを作っていました。上の階には耳・聴覚にこだわった展示があります。まずは母親の胎内ではどのように音が聞こえるのかを体験し、耳の構造や周波数によってどのように音が変化するかや人間に聞き取れるかを試す装置などがあります。科学的に耳・聴覚にこだわるのは音楽家にとってそれだけ耳が大事ということでしょうか。さらに進むとウィーンの音楽家のコーナーが続きます。ハイドン、モーツァルト、ベートーベン、ストラウス、マーラーなどが実際に使ったものの展示もありそれぞれの作曲家が人間味のあるキャラクターとして見れるようになりました。最後にはウィーンフィルの指揮をするゲームがあります。Wiiの端末のような指揮棒を持って指揮をすると映像の中のウィーンフィルのメンバーが指揮棒の速さにあわせて演奏してくれるのですが、上手に指揮をしないとメンバーが怒って途中で演奏が終わってしまいます。うちの家族やオーストリア人もやっていましたがなかなか難しいようで、みんな最後まで演奏してもらうことはできずにいました。

Mozartが暮らしていた家にも行くことができました。ウィーンの中心にある教会から少し歩いたところにあるアパートの2階で、モーツァルトの生活の様子を見ることができました。それなりの広さはあるものの素気ない普通のアパートで、同じような部兼を探せば20-30万円あれば見つけられるのではと思いました。家賃20-30万円のところに暮らすというとなかなか良い暮らしではありますが、あれだけすごい仕事をした人にしては地味です。特にハプスブルク家の宮殿の派手さと比べるととても地味に思えます。そういうモーツァルトの一面を見れたのもよかったです。

その他にも街中でストリートミュージシャンの演奏するベートーベンを聞いたりしていると音楽漬けのウィーン旅行はあっという間に終わってしまいました。結局、王宮やシェーンブルン宮殿と行ったウィーンに行ったら誰もが見に行く世界遺産には行く時間がなくなってしまったのですがそれでも大満足でした。今度来るときはうちの子供たちがもうちょっと大人になってからがいいですね。



フォンテーヌブローは結構田舎なこともあって、車で移動する生活を送っています。車はINSEADの学生がまとめてリースのが一番有利だったので、その仲間に加えてもらってCITROENの新車をリースしています。フランスの車はオートマではなかったり左ハンドルだったりと日本とは違うとは言え、徐々に慣れて運転できています。車もここまでは故障もないので満足しています。

ただ交通ルールや信号の位置などが違うのでこちらのほうのトラブルを起こしています。フランス到着直後にパリで運転しているときに信号無視をしたようでした。全然気づかずに走って行って次の信号待ちをしていると隣にパトカーが止まって、怖い雰囲気で何やらフランス語で言っています。よく分らなかったので”Je ne parle pas francaise.(フランス語は話せません)“と言うと、怒りを買ったようで”Vous parlez francaicse!!“と言ってさらに強い調子で話しています。それでも良く分らなかったので”Je ne comprends pas(分かりません)“というと、英語が話せるかと聞かれて英語で信号無視したよと言われました。そこで信号が青に変わったので、罰金を払えと言いながら走って行きました。

しかしその後警察からは何の連絡もありませんでした。この話をフランス人の知り合いにしたところ、何も連絡がないのであれば払わなくてよいということだと言われました。そういうトラブルの時には外国人でフランスのことは分からない振りをするのは良い作戦だからうまくやったねと言われました。今後もこの手で行こうかと思った次第です。

しかし最近になって今度はちゃんとつかまってしまいました。場所はINSEADの近くの駐車場から出たところで右にしか曲がれないところを左折したためでした。これまでにも何度か左折しており、車は全く走っていないタイミングだったので危険ではなかったのですが、たまたま警察に見つかったために止められました。前回の経験を活かして外国人で来たばかりで知らなかった振りをしたのですが、INSEADの学生に対しては警察は厳しいのか全く考慮されず、その場で違反の切符を切られました。

これもフランスに馴染んでいくための授業料だと思って支払ったところでこの話をまた別のフランス人にしたところ、これはディスカウント可能だったというのです。うちの大家さんのようなある程度の年齢の人であれば警察に知り合いがいるだろうから、大家さんと一緒に警察に行って話をしてもらえば違反はなかったことにはしてもらえないだろうけど罰金の減額は可能だというのです。本当かどうかは分かりませんが、今度試してみようと思います。こういう経験をしながらフランスを学んでいっています。



ミルヒー先生のその後
先週のミルヒー先生のコンサートをビデオで撮影していました。(こちらではコンサートのビデオ撮影がOKな場合も多いのです。)これを娘が習っている日本人のバイオリンの先生に見てもらいました。感想はすごい上手とのことでした。バイオリニストもオーケストラなどで長くやっていくと他の音楽家とハーモニーを奏でる能力は磨かれる一方で個人でのバイオリン演奏技術は落ちてしまうことがあるそうなのですが、ミルヒー先生は高いレベルを維持されているそうです。また室内楽でもあそこまで表現力も豊かな人は見たことはないとのことでした。“あの先生はオーケストラの枠に収まりきらない”と言っている人がいましたがこういうことかと分かりました。

ところでミルヒー先生はコンサートで張り切り過ぎた反動で風邪をひかれたそうで、翌週のレッスンは休みでした。その次の週には元気に復活していました。11月にも12月にもコンサートをやるそうで、レッスンと次のコンサートに向けて元気いっぱいでした。



Leading People & Groupの試験
今日で試験もついに終わり、解放感に浸っています。今回行われた試験で最もMBAっぽいのはLeading People & Groupの試験でした。これはあるメーカーの製造部門で製造統括マネージャーとエリアマネージャーの関係がうまくいっていないケースを渡されて、このケースで何が問題か、解決するために何をすべきかとこの問題の発生を防ぐためには最初に何をしておくべきだったのかを回答します。さらにこの回答は個人ではなくスタディグループで作ります。試験の時間になったらグループで集まって、議論して回答を書いて3時間45分後に提出するのです。

まず最初にケースを個別に読みます。次にみんなでディスカッションしてグループとしての回答の方針を決めます。ここでみんなは製造統括マネージャーとその上司のリーダーシップスタイルが問題だからそこを変えてトップダウンで解決策を実行しようと言うのですが、僕にはエリアマネージャー同士がうまく連携しながら現場も巻き込んでボトムアップで対策を練ることも同じぐらい大事に思えるのですがなかなか理解してもらえませんでした。ただ時間制限のある中で試験で点数をもらうにはここでとことん話し合うことではなく、どちらかの方向性を決めて英文を書く必要があります。

そこで1時間たったところでオーストラリア人インベストメントバンカーがひたすら英文を書いていきました。英文でリーダーシップやチームワークを限られた時間で書くとなると僕とは圧倒的な実力差があり、また出来たレポートは迫力のある英文で僕にはこれに対抗する案もないのでこの場では僕のアイディアもちょっと盛り込んでもらうことで納得してあとは彼に任せて最後まで書いてもらいました。そんなこんなで3時間45分の試験時間が終了。そもそものリーダーシップの考え方について納得していないのですが、あのレポートであればコースを担当していたアメリカ人の先生からは高い点数がもらえると思います。グループメンバー全員が同じ点数をもらえるので僕にもいい点がつくことになります。ちなみにこの試験では貢献度が低くなることが分かっていたので、僕は統計やファイナンスのレポートを担当していました。これらのレポートでは数式や数値分析の結果をまとめていけばよいので、英語力のハンデがあってもそれほど問題にならないので何とかなりました。

グループのメンバーと協力して試験を乗り切るという意味ではうまくいったものの、英語力の低さやリーダーシップの考え方の違いを理解してもらうことの難しさといった課題があらわになり、テストの終わった解放感とあわせてP2以降でどうしていくべきかの課題が気になるテストでした。



AMP (Advanced Management Program)
試験も3時間の試験が2つありました。3時間の筆記試験でずっと書いていたらボールペンを持つ指が痛くなりました。普段はPCばかりでボールペンで字を書いていない証拠ですね。残り1つあるものの今日はもう疲れて勉強する気力がなくなってきたこともあり、試験のことからは離れてちょっと前のことですがAMPのことを書きたいと思います。

INSEADでは20代半ばから30歳過ぎたあたりの人を主な対象に1年間のMBAコースを提供しているだけでなく、40代の部長以上のクラスの方を対象にExecutive educationも提供しています。いろいろなコースを提供している中で大きな目玉としては年に四回行われるAdvanced Management Programがあります。全世界からの約80人が参加して4週間のコースが行われています。そんなAMPの参加者の方たちとMBAの学生とが集まるパーティが先々週にあり、せっかくの機会なので行ってきました。
http://executive.education.insead.edu/advanced_management/

立食形式のパーティでAMPの方とMBAの学生がいましたが、飲み物・食べ物のクオリティはMBAよりも断然よくてさすがExecutive向けだと思いました。シンガポール、ドイツやオーストラリアの方とお話ししたところではAMPのコースは講義、ケーススタディやグループワークもあるなどMBAと同じスタイルですが、やはり内容は高度になっているようです。また論文などを多く発表している有名な教授が授業を行っている場合が多いようです。10年以上前にMBAをとった方も多くおられ、MBAの頃とはまた全く違う視点で勉強できるので面白いとも言っておられました。

日本からも3人の方が来ておられます。みなさん日本の大企業の部長以上のクラスの方たちです。そこで改めてランチをご一緒させてもらうことにしました。ランチではMBAやAMPの授業の内容なども話したのですが、僕たちの今後のキャリアについてもせっかくヨーロッパに来て1年で帰るのはもったいないから卒業後も何年かヨーロッパで働いたほうがよいのではとアドバイスをいただけました。またこれまではMBAホルダーを採用していなかった日本企業でも今後は採用して戦力にしようと考えているから、そこにチャンスもあると言っていただけました。こういうチャンスをつかめるように準備をしていこうと思いました。



スタディグループのその後
月曜日にある2つの試験を終えて疲れました。話は先週に戻るのですが、試験の前の週には各コースのファイナルレポートが重なって大変でした。スタディグループで作成するレポートが多くちょっと心配でしたが、最初は機能しなかったスタディグループも2ヶ月がたってみるとよいグループになり乗り切ることができました。ファイナルレポートも、効率よくクオリティの高いレポートを作れました。

やはり大きかったのはグループで時間を多く過ごしていくなかでお互いを知り、それぞれの役割分担が出来ていったことかなと思います。これは授業の中での課題をみんなで解くなかでそれぞれの強み・弱みや特長が出てきたことや、グループ内での貢献をお互いにフィードバックしあったりといったことが効果的でした。インターナショナルなグループの中でのチームワークをどうやって改善していくかを経験できたのはよかったです。

グループの中での自分の特徴や役割についても具体化されて行きました。僕は統計やファイナンスなどの数値系のところは強いほうで、みんなで議論したモデルをエクセルなどを使ってぱっと計算するということでは貢献できていました。また議論が混乱してきたときに”これってこうじゃない?”と言って方向修正をすることが出来たこともありました。あとはハードワーク、グループでの宿題に対して最後までコミットメントを持って取り組む、グループワークの準備をしっかりしているとも言ってもらいました。

一方で英語でのディスカッションやレポートの作成ではやはりハンデがあるなと思いました。みんなでジョークを言いあって盛り上がっていても何だかよく分らないこともありました。まじめな議論だと内容はだいたいついていけるのですが、言いたいことがあってもうまく言えず悔しい思いをしたこともあります。みんなよくしゃべることもあってちょっと発言量が減ると目立つようで“どう思う?”と振られることもあり、グループメンバーからももっと発言した方が良いと言われました。

いろいろありますが雰囲気はよく、お互いにいろいろと学べる良いグループになっています。P2も同じグループでやっていくことになっているので、またがんばっていこうと思います。



試験の準備
明日からついに試験がはじまります。土日にも学校に行って勉強しているとクラスメートにたくさん会いました。試験は5科目あり、それぞれ3時間で月曜日と火曜日は2科目ずつ、水曜日に1科目あります。Open BookとClosed BookがありOpen Book Examではテキスト・ノートなどPC以外は何でも持ち込み可能です。Closed Bookではテキスト・ノートなどは持ち込み不可ですが、A4の紙1枚は持ち込みが許されています。完全なClosed Bookではないので数式等を記憶する必要はなく、習ったことを理解してちゃんと使えるようになっていることが大事です。

今回はClosed Bookの試験が3つあり、この科目の試験の準備としてはこのA4の紙を用意することが大事です。このA4の紙はやましいことは何もありませんがCheat Sheet(カンニングペーパー)と呼ばれていて、先輩たちが過去に作ったものが出回っています。フォントサイズが2-4で、A4の裏表で2ページ分にびっちりと書き込まれているので読むのには虫眼鏡が欲しくなるほどです。これをそのまま持ち込んでもいいのですが、教授からは2ヶ月で勉強したことを振り返って自分でまとめ直すプロセスが最も大事だから自分でやったほうがよいとアドバイスされました。確かにその通りで人のまとめたものを読んでもよく分らないところがあり、結局のところ試験で自分が使いこなせないので役に立たないのではと思いました。

そこで過去の人の中から一番よさそうなのを選んで、自分で足したり削ったりすることで自分自身が内容を理解して使えるCheat Sheetを作りました。過去の問題も先生から提供されているので、そこで分らなかったところもCheat Sheetに盛り込みます。やってみると自分の理解が不明確だったことや、習っていたことがどうリンクしているかも分かってなかなかよい勉強になりました。そんなこんなで週末に3枚のCheat Sheetの作成を完了。明日からの試験ではこれが頼りです。



キャンパスビジット+受験に関する質問
MBA受験のシーズンも佳境を迎えているようで、キャンパスビジットや受験に関する相談をこのブログなどいくつかのルートでいただいています。メールが来ているのに気づかずに対応が遅くなってしまった場合もあって大変失礼しました。

キャンパスビジットについては11月は基本的に月曜日から金曜日まで毎日授業があり学生は毎日学校におります。12月も7日までは普通に授業を行っておりますが、それ以降は試験・冬休みに入るので年明けまでキャンパスに来ていただいても見ていただくものは少なくなると思います。キャンパスまで来ていただければ授業を見ていただいたり、事前に連絡いただければランチやお茶などしながら日本人学生と話もしていただける機会も設定しています。

また金曜日にはアドミッションが行うインフォメーションセッションも行われています。アドミッション担当者と話をされたいのであれば、インフォメーションセッションに参加することをお勧めします。
http://www.insead.edu/v1/mba/home/informal.htm

キャンパスビジット出来ない方からはメールで質問もいただいていますがこれも大歓迎です。できる限りの対応はさせてもらっています。

またINSEAD情報としてはあまり更新されていませんが、以下のようなブログもあります。こちらに連絡いただいても対応しています。このブログもテストが終わるころには活性化するよう計画中です。
http://blog.goo.ne.jp/insead_jc/

ビジネススクール受験をしていた去年の自分を振り返ると大変だったことばかりが思い出されてますが、これを乗り越えれば留学できると信じてがんばっていました。受験生の方には最後まであきらめずやり遂げてもらいたいと思います。



P1の授業終了
今週でP1にあった5つの授業はすべて終了し、来週は試験を残すのみです。7週間でそれぞれ16回ずつの授業はあっという間に終わってしまいました。各コースで学んだことは多くあり、楽しかったことやつらかったことを思い出すと授業の最後にはしんみりした気分になりました。みんな同じ気持ちだったのか、それぞれのコースの最後の授業が終わると生徒全員が立ち上がってスタンディングオベーションでした。素晴らしい授業をしてくださった先生に応えられるように、週末にもがんばって勉強して試験で良い結果を出したいと思います。




Price & Markets
P1のコアコースで学んでいるPrice & Marketsはいわゆるミクロ経済です。デマンドカーブ・サプライカーブの話からはじまるのですが、最初は正直なところMBAでなぜミクロ経済を学ぶのか分かりませんでした。経済の原則を学ぶことは意義があるとも言われたのですが、それが分かったら何が出来るのって感じです。エコノミスト以外でデマンドカーブ・サプライカーブを仕事で描いている人に会ったことがなかったこともあり、良く分かりませんでした。

ところが後半になってデマンドカーブ・サプライカーブやコストに基づいてマーケットで価格がどのように決定されるかが見えてきてから急に面白くなってきました。個別の企業は収益を最大化することが目的なので、そのためのプライス、供給量やコスト構造をどうするかをマーケット全体を見ながら決めていきます。マーケットには複数の企業がいるのでそれぞれが個別に収益を最大化するための意思決定をしていくと、その結果がデマンドカーブ・サプライカーブであらわされることが分かりました。

さらにこれをシミュレーションするPrice & Markets Gameをやってみるとさらに理解が深まりました。これはINSEADのフォンテンブローとシンガポールのキャンパスの学生に加えてWhartonの学生も参加したゲームで、スタディグループがある企業になりその企業が事業を行っているマーケットのデマンド・サプライ・コストなどの式を与えられて自分たちの価格を決定します。利益を最大化することが目的なので価格を高く設定したいのですが、難しいのはマーケットには自分たちの企業だけでなく他のスタディグループの企業も参入しておりその企業がより低い価格を提示した場合には顧客を奪われてしまいます。つまり他の企業がどう動くかを読んだ上で自分たちの収益を最大化するような価格を入力することが大事です。

1日1回それぞれのチームが価格を入力してその結果が翌朝に連絡されます。相手の企業がどう出るかによって収益が驚くほど変化します。みんなで値上げをしていくことでどの企業も収益を増やせるのが分かっていながら、ある企業が値下げで顧客を獲得すると一気に値下げ合戦になって収益をどんどん減らしていったりといったことが起きてすごく面白かったです。最近はゲームセオリーの関係者がノーベル経済学賞を受賞していますが、そのゲームセオリーがどういうものかを知れたのもよかったです。

理論の学習とシュミレーションを通じてミクロ経済がビジネスでどう役にたつのかが分かりました。大学でもミクロ経済はちょっと勉強したのですが結局よく分らないまま終わったのですが、ビジネススクールで勉強してようやく何の話をしているのかが分かりました。また授業の最後に先生から“トレンドに振り回されるのではなく根底にある基礎を理解して動いていくことが大事“だと言われて、このコースが何のためのコースだったのかがよく分かりました。個人的にはP1ではこのコースが一番好きでした。



Campus exchange
INSEADではフォンテーヌブローとシンガポールにキャンパスがあり、MBAの1年間をどちらのキャンパスで過ごすかを選択することができます。さらに提携しているUniversity of pensylveniaのビジネススクールであるWhartonにも行けるので、1年間でヨーロッパ・アジア・アメリカの三大陸で勉強することも可能になっています。このCampus ExchangeはINSEAD MBAの最大の特徴かもしれません。

ルールとしてはまずは入学前に最初の二つのピリオドを過ごすキャンパスをフォンテーヌブローかシンガポールから選びます。この期間はすべてコアコースを同じメンバーで受けることになります。その後のP3,P4,P5については入学後に決めることになっており、今がそのタイミングです。Whartonに行けるのはP4だけという制約以外はフォンテンブロー、シンガポールとWhartonの3つのキャンパスから選べるわけです。一つのキャンパスにずっといる人もいれば、ピリオドごとに移動して三大陸制覇を狙っている人もいます。

今の話題はP3にシンガポールに行くかどうかです。僕たちにとってのP3は1-2月にあたり寒いフランスを避けてシンガポールに行きたがる人が多く、キャンパスのキャパシティの関係などから希望者全員を受け入れるのは難しくなっています。そこでまずは希望者の間でくじ引きをして、外れた人はWait listに載って順番待ちをしています。ただ例年いろいろと調整が入って、ほぼ全員が納得いく形でキャンパスを選べているようです。

そんな中で僕はずっとフォンテーヌブローに残ることにしました。理由は夫婦2人+子供2人で大陸間の引っ越しは日本からフランスに来るときに大変だったので頻繁には出来ないなと思っていることです。またフランス生活はすごく楽しいですし、娘もこちらの学校を気にいっていることも環境を変えたくない理由です。もともとそのつもりだったのですが、来年7月までフランスにいることが決まったのでこちらでがんばっていこうと思います。



Carte de sejour
先日Carte de sejourという滞在許可証をようやく入手しました。INSEADを卒業するまでフランスに滞在するにはまずは6か月以上の長期学生VISAを取得します。と長期学生VISAといってもこのVISAのみでは3か月しか滞在を許可されず、フランス到着後に卒業するまでの期間を対象としたCarte de sejourを申請する必要があります。

フランスには7月の初旬に来て9月のはじめにCarte de sejourを申請していたのですが、その後何の連絡もなく長期学生VISAの3か月の有効期限が近づいてきました。学校の担当者に聞くとVISAの有効期限が切れてもINSEADはフランスの移民局と良い関係にあるから大丈夫と言われました。しばらくするとついに有効期限が切れてしまい厳密に言うと不法滞在ではないかと心配になりましたが、誰も捕まえに来ないのでまあいいかと思っていました。

VISAの有効期限が切れて1週間がたったころにようやくCarte de sejour取得に必要な健康診断の案内がきました。健康診断はパリまで行って、身長・体重・視力をはかり胸部レントゲンをとったあとでお医者さんに健康状態などの簡単な質問をされて当たりさわりのないように答えて終了です。日本との違いとしてはフランスではDTPの予防接種を大人も10年に一度受けることになっているから受けるようにアドバイスされたことと、胸部レントゲンの写真をもらえたことでしょうか。ここで健康診断をパスした証明書をもらい、これをINSEADの担当者に渡すとCarte de sejourをようやくもらうことができました。

しかしなんで健康診断が必要だったのかはよく分かりません。体重が重すぎたり目が悪かったり胸部レントゲンで異常が見つかったら滞在許可されず国外追放されるのでしょうか?さらにおかしなことにもらったCarte de sejourをよく見ると名前がまちがっています。僕の下の名前は最後が‘ら’なのですが、’ro’となっています。間違っているけどどうしようかとINSEADの担当者に聞くと、名前を修正することも出来るけど直さなくても別に何も問題ないよと言われました。名前が間違っているオフィシャルな身分証明書をもらったのもはじめてですが、それをそのままにしておいてよいと言われたのもはじめてで二度びっくりでした。何だかよく分かりませんがとりあえずよいそうです。



ミルヒー先生のコンサート
フォンテンブローの音楽学校でバイオリンを教わっているミルヒー先生がフォンテンブローから約100キロ離れたSaint-Symphorien-le-Châteauという小さな村の教会でコンサートをやるということで行ってきました。フランス人に聞いても誰も知らないような小さな村で、年に数回音楽家を呼んでコンサートをやっているそうです。

今日はバイオリン2人、ビオラ1人、チェロ1人のカルテットにクラリネットを加えた5人の編成でした。30分ほど前につくとまだリハーサル中だったのですが、先生はこちらに気がついて手を振って中に招き入れてリハーサルを見せてくれました。リハーサルが終わったところで先生に挨拶に行くとよく来たねと喜んでくれました。他の音楽家にも紹介してもらったところ、“ああ、あなた達のことは聞いていたよ”と言われてうちの娘はちょっとした有名人です。日本人でフォンテーヌブローに住んでバイオリンを習っていて100キロ離れたところで行われるコンサートに駆け付けた珍しい人として覚えてもらったのかと思います。

時間になるとミルヒー先生はいつもと違って黒いスーツでビシッと決めて出てきました。先生は第一バイオリンで観客の前でまずは堂々とあいさつされました。僕には分らなかったのですが、何か面白いことを言ったようで笑いがこぼれます。挨拶も終わって調弦も終わり、さあいよいよはじまるぞと緊張感が高まったところで、眼鏡を忘れたと言って立ち上がって取りに行ってしまいました。戻ってきても眼鏡をかけながら、その様子を見た娘が笑っていると先生は娘を見てウィンクしています。ところが演奏がはじまると演奏前の緊張感があるのかないのか分からないムードが一変してぐいぐいと引き込まれて行きます。モーツァルトとブラームスだったのですが特にモーツァルトがよかったです。先生の雰囲気とモーツァルトの曲のちょっとやんちゃな感じがすごくマッチしていました。いつもは途中でちょっと退屈することもある娘がずっと集中して音も立てずに聴き入っています。先生はすごく上手と感心していました。美しい音楽を聴かせてもらった満足感がありました。
カルテット+1

カルテットのメンバーも第一バイオリンの先生の枠に収まりきらない表現力を冷めた目で見て怖いほど堅い顔で演奏する第二バイオリン奏者や、先生がふざけているときに一生懸命にあわせようとする若いチェロ奏者など人間模様も垣間見られました。ただ曲間の打ち合わせのときなどは先生が真剣な顔で他のメンバーに指示を出していたのでやはりこのグループのリーダーなんだと思います。プロフェッショナル同士で音楽の話をするときの先生の表情には軽く冗談で聞き流せない迫力がありました。

コンサートが終わってせっかく先生のステージ衣装がバッチリ決まっているので娘と写真を撮らせてもらおうと思っていくと、いつものようにキスしようとしてきて結局以下のような写真しか撮れませんでした。音楽の時とのギャップにはもうついていけません。
ミルヒー先生と娘





Chartres(シャルトル)
日曜日に世界遺産にも指定された大聖堂で有名なChartres(シャルトル)にも行ってきました。Chartresの大聖堂は青の大聖堂とも呼ばれており、ステンドグラスが有名でスペインのLeonの大聖堂とともに最高傑作と称えられています。Chartresの高速道路出口を出たときから、遠くの街にある大聖堂の塔が見えてきます。興奮しながら大聖堂に到着しました。大聖堂はロマネスク様式をとどめるゴシック式で、シャルトル・ブルーと称されるように、バラ窓・エッセの家系樹・美しき絵ガラスの聖母などのステンドグラスの青色が明るく輝いていました。
シャルトルの大聖堂(外観)

シャルトルの大聖堂(ステンドグラス)

その後にピカシェットの家に向かいました。シャルトルの普通の住宅地の中にある、陶器の破片で飾られた小さなお家です。 このピカシェットの家を作ったのは1900年に生まれたレイモン・イジドールさんで、彼はアーティストではなく墓守の仕事をしていた普通の人だったそうです。お墓に落ちていた花瓶や皿の破片を集めては家の外壁・内壁・床・天井や庭にモザイク状に張り続けて20年以上かけて作ったそうです。まだ未完成だそうで作業中と思われる部分も多く残っていますが、今は一つの芸術として認められているそうで僕たちがいる間にも日本人を含めて数組の観光客が来ていたのでなかなか人気のスポットです。

Chartres市街の見どころとして勧められのはこの二か所だったのですが、数時間で観光は終わりました。ただ今回Chartresに行った目的はChartreから少し離れたSaint-Symphorien-le-Châteauという村の教会で娘のバイオリンの先生であるミルヒー先生が演奏するコンサートに行くことでした。このコンサートのことはまた別途書こうと思います。




牡蠣
Rがつく月は牡蠣の季節と言われることもあって、魚屋さんにも牡蠣が並びはじめました。ということで牡蠣を買ってINSEADの同級生も呼んで家で食べてみました。牡蠣は2ダースで約12ユーロだったので、1個0.5ユーロ(80円ぐらい)でした。
殻つきの牡蠣

こちらの魚屋では殻つきのものしか売っていなかったのでまずは牡蠣の殻をあけるところからはじまるのですが、これもはじめてのことで大苦戦でした。牡蠣の殻開け用の道具も買ってきたのですが、この道具をつかって牡蠣の殻をあちこちつついて10分ほどたったところでようやく1個開けられました。段々こつをつかんできて、最後の方には1分で開けられたりもしたので約1時間で開け終わりました。ちなみにフランスには `Ecailler`という牡蠣売り・殻開けを行う職業があるぐらいなので、牡蠣の殻開けは重要な仕事として認められているのかもしれません。
牡蠣の殻開けの道具と殻のあいた牡蠣

開けた牡蠣は生で食べたり、バターで焼いたりワインで蒸し焼きにしました。ついでにホタテ・ムール貝に鮭も買ってきていたので、それも一緒に料理しました。ホタテは牡蠣と比べると簡単に殻が開けられて、貝殻のままオーブンに入れて焼いたり貝殻を外してバター焼きにしたりしました。ムール貝は定番の白ワイン蒸しです。鮭はムニエルにしました。

気がつくとシーフードでテーブルがいっぱいでした。ワインも牡蠣にあうと言われているChablisを開けました。お腹いっぱいになるまでシーフードを食べ続けて大満足でした。冬のフランスの味覚もいろいろ楽しめそうです。



ブログランキング
ある人に勧められてブログランキングに参加してみたところ、留学関係ではトップ5に入っていました。MBA関連では1番です。ランキングは常に更新されていくようなので、興味のある方は以下のリンクをクリックして順位を見てみてください。


読み返してみると自分でもこんなのでよかったのかなと思う話を書いていることもありますが、読んで下さった方、応援して下さった方に感謝しています。今後ともよろしくお願いします。



推薦状
MBA受験には推薦状が必要です。この推薦状は日本の学校の受験や転職の時にはほとんど使われないので僕も誰に何を書いてもらえばよいのかよく分かりませんでした。ビジネススクールからは直属の上司ともう一名から二通の推薦状をもらうようにと指示されます。さらに推薦者が有名人かどうかは重要ではなく、アプリカントのことをよく知っていることが大事だと言われます。これ以上のことはアドミッションからはなかなか聞き出せないので、僕も誰に何を書いてもらえば良いのかはすごく悩みました。同じような悩みを持つ方から相談を受けたので、その方に答えた僕の体験を書こうと思います。

推薦者に必ず書いてもらおうと思ったのはこれまでのキャリア→ビジネススクール留学→キャリアゴールの流れが客観的に見ても現実的に達成可能だと言うことです。そこでまず一人目の推薦者として当時働いていた会社の社長にお願いしました。社員が100人以下の会社だったので僕の仕事内容、キャラクターや成長の過程も把握してもらえていること、ビジネススクールを卒業しているだけでなく今は講師もやっているのでビジネススクールの価値について語れることと僕がキャリアゴールで設定したコンサルタントとしてのキャリアアップの頂点にいる方なのでキャリアゴールのリアリティや必要なステップについても語れるということで完璧だと思いました。推薦状の中ではこれまでの仕事での強み・弱み、ビジネススクールで学べることとそれがその後のキャリアゴールにつながるであろうことを書いていただきました。具体的なエピソードをビジネススクールの価値観に訴える形で書いていただけたので、かなり強い推薦状だったと思っています。

次にもう一人の推薦者は誰にするか悩みました。当時働いていた会社の直属の上司にお願いしようかとも思ったのですが、社長の推薦状と同じような内容になりインパクトが弱くなりそうでした。そこで別の観点から僕の強みを裏付けて弱みをカバーしてもらえる方としてクライアントのディレクターの方にお願いしました。僕がエッセイの中で一番のアチーブメントとして書いていたプロジェクトを発注していただいていた方でもあります。エッセイの中では自分が何をしたのかを中心に書いていましたが、その仕事がクライアントの企業の中で長期的にどのようなインパクトを与えたのかをクライアントの視点で書いてもらいました。自分でいうと胡散臭くなるような話もクライアントに書いてもらえば真実味のある話しに聞こえるのでエッセイとうまく連携する形で書いてもらいました。またその方は他のコンサルティングファームとも仕事をした経験がおありだったので、他のファームのコンサルタントよりも良い仕事をしたと書いてもらうことができました。僕の場合には当時働いていた企業のブランド力の低さが気になっていたのですが、日本の大企業のディレクタークラスの方から推薦状をもらえていることと他のコンサルティングファームからのコンサルタントよりも良い仕事をしたと言ってもらうことでだいぶカバーできたと思います。

アプリカントによっては直属の上司には推薦状を頼みにくい場合などもあると思いますが、推薦状は合否を左右する重要なファクターなので手を抜かずに取り組まれた方が良いと思います。推薦状でアピールすべきことを抑えられるのであれば、直属の上司でなくても以前の上司やクライアントなどにお願いすることも可能だと思います。まずはこれまでのキャリア→ビジネススクール留学→キャリアゴールの流れを的確に評価できる人を探すところからはじめてみてはいかがでしょうか。



オーケストラの様子
娘が所属しているフォンテーヌブロー音楽学校のオーケストラも3回の練習を経てだいぶ様子がわかってきました。以前も書いたようにバイオリン4人、チェロ4人、フルート1人、トランペット1人、ピアノ1人の11人の子供たちで、みんなオーケストラははじめてです。それぞれの子供が個人レッスンで練習している曲と比べるとかなり簡単な練習曲を使っているのですが、これがなかなかあわせられません。

まず明らかに練習不足の子供がいます。リズムも音程も弓のアップダウンの動きもばらばらです。フランス人の子供には全然練習せずにレッスンに来ることがあると聞いたのですがこういうことかなと思いました。またトランペットの子はちゃんと練習してきているようで一人だとちゃんと演奏できるのですが、みんなとあわせるとなると急にパニック状態になってしまい顔を真っ赤にしながらも音がかすれてしまいます。

うちの娘はというと、演奏の前に弾くパートを楽譜で教えてもらったところで先生が“On y va.... trios, quatre! (さあ行くよ、3,4!)”と言ってはじめるのですが最初に出遅れています。娘が得意の“まわりの子の様子を見てまねをする”作戦だと最初に出遅れてしまうのです。他の子が “On y va ”で構えているのに娘はまだ構えが出来ていないのでどうしても出遅れてしまいます。それとフランス人の子供と比べると行儀がいいです。他の子は自分と違うパートの子が練習しているときは話をしたりたち歩いたりとじっとしていられないのですが、うちの娘は黙って見ています。こうやってみているとうちの娘は4歳半にしてやっぱり日本人だなと思います。30年以上日本人をやってきた僕が、日本人らしく授業で黙っているとしても仕方ないなと思いました。

そんな中でうちの娘を助けてくれるているのがイギリス人のトーマスです。彼はフランス語と英語が出来るので、先生がフランス語で言ったことを英語で訳して母に伝え、母が娘に伝えています。弾きはじめる前には、どの部分を弾くのかを教えてくれます。先生の中ではトーマスはうちの娘担当ということになっているようで、必ず隣り合わせの席になります。トーマスは日曜日には教会でバイオリンを演奏しているそうで、大人ともちゃんと話ができるしっかりもので助かっています。

そんな子供たちを相手に指揮者をしているオーケストラの先生は焦らず騒がずパートごとに部分練習をさせていきます。丁寧に言って聞かせたり、褒めたりしながら繰り返していくとだんだんあうようになってきます。今日はようやく1曲目の練習曲が合格しました。レッスンの後で先生と話すと、“まだ3回目のレッスンだからね、、、、”と疲れた表情でレッスンを振り返っていました。今年の終わりの方には以下のパンフレットにあるようにコンサートをするらしいのですがまだまだ先は長そうです。

森のコンサート




Uncertainty & Data Judgement
P1のコアコースで学んでいるUncertainty & Data Judgementはいわゆる統計です。偏差値の話のときには受験の頃のことや大学でもちょっと勉強したなとかいろいろ思いだすことはあるのですが、今回勉強していることはまたその頃とは違う視点で進んでいきます。

今回学んでいることは、経営の意思決定をするときにデータをどう使うかだと思っています。例えば僕はある業界を分析するときに、企業の売上高・利益率・社員数・製品種別の売上高・利益率・地域・顧客セグメントなどのデータを調べたことがあるのですが、ここから何を読み取るかが重要です。平均を見るのはすぐに思いつくのですが、そこから先はいろいろと悩みます。社員一人あたりの売上・利益の順番に企業名を並べてみたり、地域や顧客セグメントによって利益にはどの程度の影響があるのかを考えたりしていました。その時は何となく感覚的にこの地域のこの顧客を攻めるとよさそうですねという話をしたのですが、これをより具体的に数値化しようとしています。例えば地域別と顧客セグメント別の売上データを用いて、地域を変えた場合と顧客セグメントを変えた場合とでそれぞれがどの程度売上に影響を与えうるかを過去のデータをもとに定量化して信頼性がどれぐらいあるかも踏まえて分析できるようになるべく勉強しています。

これまでは“多分こうなるでしょう”とか、“かなりの確率で大丈夫”とか話をしながら意思決定をしていたのが、データをうまく使ってより定量化して判断材料が増やせればよりよい意思決定が出来るようになるのではとこのコースを通じて思いました。



Wine Tasting
週末に初めてWine Tastingのイベントに参加しました。主催はAssociation of Foreign Wives of Japanese (日本人の外国人妻の会)のイベントがフォンテンブローで行われており、Wine TastingにはINSEADの日本人学生も参加させてもらえました。僕がいまコアコースで教えてもらっている教授のアシスタントが日本人男性と結婚しており、このイベントを企画してくれました。INSEADでは学生だけでなく教授やスタッフもダイバーシティ・文化の多様性を重視しており、このアシスタントの方のようにフランス人でありながら英語も喋れて日本人と結婚して日本語をしゃべれるなんて人が結構いるのです。しかも日本からも人を呼んでいるような大イベントを企画・実行するマネジメント力を備えているわけで、このアシスタントの方に授業で教わってみたいと思うほどです。

Wine Tastingは6種類のワインと、それそれにあう料理を順番に出してもらいました。最初にワインのとれた地域やぶどうの特徴もちゃんと説明してもらいました。次にワインの試飲の仕方としてグラスをまわしたり、口をすぼめながら飲んだりといった方法を教わりました。ワインの香りをみんな一言ずつ表現したりということもやりました。ワインの香りを表現するための道具として以下の写真のようなものがあります。これはコショウ、リンゴ、桃などのワインの香りを表現するときに使うものの香料をそれぞれのカプセルに詰められていて、このカプセルで香りを確かめてからワインの香りの特徴を表現していくために使うそうです。
Wineの香り


最初の二つのワインまではちゃんとTastingのようなこともやっていたのですが、ワインがおいしいのに加えておかわりもさせてくれるので結構飲んでしまい後半はおいしいワインと料理のある飲み会のようになっていきました。特にロワールの赤ワインとデザートワインは初めて飲んだのですがおいしくて驚きました。ロワールにも今度行きたいと思いました。料理もおいしくてワインとの相性をためすための試食のレベルを超えていろいろなフランス料理を食べれるよい機会になりました

今日飲んだワインのリストです。フォンテンブロー周辺の酒屋さんで手に入るようです。また一部は日本でも手に入るようなのでよかったら試してみてください。
白ワイン
Quincy 2005 - Domaine Paepegaey
Macon-Prisse 2004 – Domaine Thibert pere et fils http://www.marumasu.net/awinen23.htm

赤ワイン
Cheverny 2005 – Domaine Philippe Tessier http://www.tsuruyasaketen.com/newpages/loire.htm
Les Ormes de Pez 2004 – Saint Estephe https://www.enoteca.co.jp/online-shop2/list.php?codehead=01001
Croze Hermitage 2004 – Domaine des Hauts Chassis

デザートワイン
Coteau du Layon 2004 – Domaine des Sablonettes

ワインの先生




Reunion
先週末はクラスにいる同級生と比べるとおじさん・おばさんがたくさんINSEADに来ていました。INSEADを15年前、25年前、35年前に卒業したアルムナイが集まるReunionが行われているからです。日本からも15年前に卒業したアルムナイの方が来ておられて話をすることができました。その方がINSEADに来たときは若手コンサルタントだったのが、その後は大手コンサルファームの戦略グループのリーダーにもなり今は日本のビジネススクールで教えておられるそうです。INSEADで勉強したことがどう次につながっていったのかや、だから今何を学ぶべきなのかを話してもらいました。僕のここまでの留学生活は刺激は多いのですがこれが将来どうつながるのか分からずにいました。15年前に同じ思いでいた方がどうなっていったのかを聞けたのは今の僕にとってはとてもありがたいお話でした。

またそのアルムナイの方がINSEADに留学していたときは生まれたばかりのお嬢さんが一人だったのが、今はその子も15歳の高校一年生になりさらにさらにその後2人のお嬢さんも誕生して今回は奥様&3姉妹も一緒に来ておられました。3姉妹がどんな学校か見たいということだったので一緒に教室を見て回りました。いろいろな国の人が英語で話している教室をのぞいたり、空いている教室に座ってケーススタディのディスカッションの雰囲気を話したり、グループワークをするためのミーティングスペースに座ってディスカッションをしました。何十カ国もの人が集まってお互いの国のことや考えをぶつける中で学んでいくことの楽しさをちょっとだけでも伝えられればと思って話をしました。

アルムナイの方に久々にINSEADのキャンパスに戻ってきた感想を聞いてみると、15年前の体験はすごく強烈なものでINSEADに留学していたころが昨日のことのように思い出されると言っておられました。15年前にここで毎日を一緒に過ごしていた人と会うと今でも一緒に生活しているような感覚になるそうです。15年後にキャンパスに戻ってきて僕の留学生活を振り返った時に、仲間と一緒にINSEADでの経験が本当に価値があるものだったと言いあえるような一年間にしたいなと思いました。



ベビースイミング
先週から1歳半の息子の水泳教室に通っています。息子にとっては初めての習いごとです。INSEADのとなりに市営のスイミングプールがあり、そこで毎週土曜日の午前中にやっている教室に通うことにしました。1回1時間で約6ユーロと安いのも魅力です。

水泳教室とは言っても、子供と保護者一人が一緒にプールに入って浮き輪やおもちゃで一緒に遊ぶだけで先生は何もしてくれません。まわりはフランス人の親子が多いのですが、INSEADの同級生親子もいます。息子ははじめてのプールで緊張からか表情は硬いままで笑いもせず動きもせずにじっと浮き輪につかまって浮かんでいました。ただ泣きはしなかったのでまあよかったかなと思います。まずは水に慣れることが最初のステップなのでしばらくは様子を見ながら通おうと思います。

隣のプールでは去年から参加していた子供たち向けの教室も行われており、バタ足の練習のようなこともやっています。子供を水の中に放り込んでもみんな大声で笑いながら浮かび上がってきます。あのレベルまで行くにはまだ時間がかかりそうです。




GLOBAL LEADER SERIES
INSEADでは授業とは別にグローバル企業のCEOなどのリーダーを招いた講演会が行われています。今週はRio Tintoというグローバルな資源・鉱山会社のチェアマンが来ていたので僕も話を聞きに行ってきました。Rio Tintoという会社のことは僕は知らなかったのですがヨーロッパ・アフリカ・アメリカ・オーストラリアに鉱山を持っており、鉄鉱石・銅・アルミニウム・ダイヤモンド・石炭を産出する資源メジャーです。資源高の現在では影響力のある世界的な大企業と言ってよいと思います。

講演のテーマは“Sustainable business is good business(持続可能なビジネスが良いビジネスだ)”でした。もともと鉱山会社は炭鉱などで人権無視のような状況で働かせたり、公害を引き起こしたりと社会問題が起きていました。しかし現在は環境や地域社会などとの関係も重視しないと長期的で持続可能なビジネスにはなりえないとのことでした。プレゼンテーションでは鉱山・周辺環境・労働者の写真をたくさん見ながら聞いたのですが、このような話はここ数年のトレンドでありきれいごとを並べられた感もあってあまりいい印象はありませんでした。

そこで学生からの質問の時間になったのですが、そこから一気に盛り上がってきました。中国人の学生が“まずは収益を上げることに専念してリッチになった後で環境問題に取り組めばよいという考えがあるがどう思うか?”と質問しました。これに対する回答は“そのような考え方でビジネスを行うのはグローバリゼーションの進んだ現状では現実的ではない。Rio Tintoは人権や環境に対する意識がまだ低い地域で鉱山を開発する場合にも、アメリカやオーストラリアで鉱山を開発するときと同様に人権や環境に配慮して地域社会とも良い関係を築くように努力している。Rio Tintoのようなグローバルカンパニーの役目はグローバルで最も良いと考えられているスタンダードを広めることである。このことの意義を理解してもらうには時間がかかるかもしれないが取り組んでいく必要がある。また中国のリーダーは持続可能なビジネスの重要性に既に気付いているから中国も変わっていくはずだ。”とのことでした。

資源・鉱山会社では政府との関係も重要です。もしもコンペティターが人権や環境を犠牲にした形で経営してその分の利益をその国の政権に賄賂として使っていたらどうするかとも質問がされました。これについては徹底的なコミュニケーションで対応するそうです。政府・地域住民と話をするだけでなく、発展途上国の場合には世界銀行も関わっていることが多いので世界銀行と協力して政府とコミュニケーションをとることもあるとのことでした。また財務的なリターンにフォーカスしている投資家がいるのではとの質問に対しては、投資家に対しても自分たちの戦略・価値観を訴えているとのことでした。財務的な数値だけで全てを表すことは難しく、これも大きなチャレンジだとのことでした。また資源を買ってくれる顧客でもティファニーなどは持続可能な経営をされている鉱山からしかダイヤモンドや金を仕入れないそうで、Rio Tintの方針に対しても支持が得られているとのことです。

投資家、顧客、コンペティターなどとの関係ではまだまだチャレンジもあるが持続可能なビジネスを本気で追及していることがよく分かりました。またグローバリゼーションをグローバルで最も良いと考えられているスタンダードを広めることと捉えて事業を行っている経営者に僕は会ったことがなかったので、こんなスケールで考えられる経営者がいるのかと感動しました。グローバルなリーダーとはどうあるべきかを学ぶ良い機会になりました。

http://www.riotinto.com/whoweare/3632_chairman.asp




Career Counselling
INSEADではP1の授業と平行して就職関連の活動もはじまっています。まずこの時期にはSelf-Assessmentをやることになっています。内容は大学生で就職活動がはじまるときにやった自己分析と同じようなものです。今さらそんなことをと言う人もいますが、僕は大学生のころから約10年たったところでもう一度やってみるのはいいかなと思ってやっています。ここではまずはツールを使った自己診断をした上で、全体でのワークショップ、個別のカウンセリングと進んでいきました。


INSEADではSelf-Assessmentのためのツールとして以下の3つを提供しています。性格診断のようなもので質問に答えていくと自分のやりたいこと、得意なことや何を重視するかなどが判定されます。やってみると僕はアントレプレナー的なものを求めていると出てきました。そんなつもりはなかったのですが、確かに大企業よりは小さい組織のほうがいいかなと思ってはいるので、あたっているかもとも思いました。もちろんこのようなテストですべてが分かるはずはないのですが、結果をみながら考えてみると別の観点で自分のことを見ることが出来るものだなと思います。

Career Leader http://www.careerleader.com/
Career Anchor http://changingminds.org/explanations/values/career_anchors.htm
MBTI http://www.myersbriggs.org/my-mbti-personality-type/mbti-basics/


次のステップとしてCareer Service主催のワークショップに参加しました。ここでは3つのツールの結果の読み方を教えてもらったり、クラスメートに自分のこれまでの経歴やこれからやりたいことを話してフィードバックをもらったりしました。これは自分の強み・弱みややりたいことをもう一歩踏み込んで考えて、よりクリアに説明するのに役立ちました。


そのあとでさらに踏み込んで個別のカウンセリングを受けました。カウンセラーは14人いてINSEADが外部から連れてきてくれています。僕は1988年にINSEADを卒業後に化学メーカーやコンサルティングファームで働いた後で現在はリーダーシップや人事関連のアドバイザー、コーチ・キャリアカウンセリングやサイコセラピストをやっているそうです。ここではこれまでのツールの結果や今の時点で考えている自分の強み・弱み、これまでにやってきた仕事や今後やりたいことについて話をしました。フランス語などのヨーロッパの言語が出来ない日本人がヨーロッパで働くチャンスがあるかについても聞いてみました。これについてはヨーロッパの企業のトップマネジメントを目指す場合には不利になるかもしれないがある特定の領域で数年間働くのであれば不利にはならないと言われました。それよりもこれまでの自分の経験をどの分野であれば活かせるかを考えたほうがよいようです。僕の場合には日本で製造業のコンサルティングをしていたのは強みになりうるので、ヨーロッパの製造業でサプライチェーンの強化が必要な企業を探してみてはとアドバイスされました。その企業が日本の工場と部品や製品のやりとりがあるグローバルなサプライチェーンを作ろうとしているのであればチャンスはさらに大きいといわれました。

そんなことを話して30分のカウンセリングはあっという間に終わりました。過去の経験を活かしてヨーロッパの企業に対してどのような貢献が出来るかを考えて、これにあてはまる企業をリストアップすることからはじめてはどうかとアドバイスされました。今回の話を自分なりに整理した上で調べてみたうえで年末か年明けに再度キャリアカウンセリングを受けようと思います。


ここまでは具体的な企業名は全然出て来ていません。ヘッドハンターと会うといきなり転職できそうな会社を紹介されてすぐ面接になったりしますが、INSEADでは1年間かけてじっくり探すことが可能なのでこのようなペースで進めることが出来るのだと思います。これは貴重な機会なので焦らずじっくり進めています。



Korea-Japan week(3)
Korea-Japan weekで作成したVideoがYouTubeにアップされていました。興味のある方は一度見てみてください。Relatedには太鼓の演奏なんかも出ていて、日本の文化を紹介していた様子も見てもらえると思います。
http://www.youtube.com/watch?v=4aF8wQ4Xh8I



Oktoberfest(行ってないけど)
ビールの都であるミュンヘンではこの時期にはOktoberfest(オクトーバーフェスト)が行われています。世界各国から600万人が集まり、ドイツビールを飲んでソーセージや鶏肉を食べて、ドイツの歌を歌って大騒ぎする一大イベントのようです。INSEADのクラスメートも週末に片道約8時間のバスに乗って行っていました。

今一番仲良くしている韓国人のクラスメートの奥様はソウルのヒルトンホテルで働いていた時に韓国版オクトーバーフェストを企画していたそうでぜひ本場のものに行きたいと強く希望されました。そこで一緒に行こうかとなって調べはじめたところヨーロッパ内の旅行って結構高くて驚きました。パリからミュンヘンまでの飛行機は約200ユーロで、しかも国際線なので2時間前に空港に来るように言われます。またミュンヘンのホテルはこの時期はすごく高いようで普通のホテルでも一泊100ユーロでは見つけられません。家族で週末に一泊二日で行くと約1,000ユーロ(16万円)ぐらいはしそうです。またちょうどKorea-Japan weekや中間テストと重なったこともあってスケジュールを見ても最長でも30時間ぐらいしかいられなさそうで、これでは割に合わないと思ってやめることにしました。

ところが韓国人の奥様はあきらめきれないようです。そこでドイツのソーセージとザワークラウト(きゃべつの酢漬けを煮込んだもの)にドイツビールをマルシェで買って、韓国人の友達の家でミニオクトーバーフェストをしました。フォンテンブローでもよいソーセージとビールが手に入ったのでみんなでおいしく食べれました。またベルギービールや日本のビールもあったので飲み比べもしてみましたが、ドイツやベルギーのビールもいいけど僕は飲みなれた日本のビールがいいなと思いました。そんな感じで結構盛り上がりながらミニオクトーバーフェストも無事に終わり、韓国人の奥様は少々不満ながらも納得してもらえたようです。
本物のオクトーバーフェストの様子(らしいです)





有名企業出身でないと合格できないか?
あるMBA受験生から“有力企業出身でないことは合格するためにハンデになるか”と相談を受けました。人間力で負けたのであれば仕方ないけど、所属している組織のネームバリューで勝負がつくのであれば納得がいかないという趣旨でした。僕自身が誰も聞いたことのないような企業の出身でINSEADと他にも数校に合格したので、可能だと自分の体験からも言えます。それでもやはり有力企業の出身者の方が有利なところはあるかなという気はします。有力企業の出身者でない場合はこれにあわせた作戦をたてる必要があると思います。

有力企業の出身者のほうが有利だと思った理由はビジネススクールのアドミッションが知っているので話は早いことです。有力企業の名前がレジュメに載っているとどういうタイプの仕事をしてきたかのイメージがパッと浮かぶでしょうし、合格させるときにもなんとなく安心感はあると思います。またビジネススクールにとっては学生が卒業後にいい企業に就職してくれることは重要です。卒業生を採用する企業の中には有力企業の出身者を好むところはあるでしょうからやっぱり有力企業の出身者の方が有利な面はあると思います。特に社費派遣の方の場合は有力企業が将来の幹部候補で会社が学費を払う価値があるほどの人材と認めていて卒業後の就職先も確保されているわけです。

この前提で有力企業出身でない人が合格するには自分自身の中身勝負に持ち込むことが必要です。言い換えると有力企業の人と比べても負けないレベルの仕事をできるアドミッションに認めてもらえればよいわけです。その場合に自分の出身企業と有力企業を比較しても会社のアピールにしかならず、個人のアピールを十分にできなくなる可能性があります。それよりも出身企業をとりまく業界全体の中での自分の状況を説明する方が良いと思います。僕の場合はコンサルタントの一般的なキャリアレベルに基づいてどのレベルにいるのかを意識して、プロジェクトマネージャーとしてプロジェクトのデリバリーには責任を持っている上でその売上高を具体的な数字で示しました。またクライアントには欧米投資銀行や日本でも有力な製造業の企業が多かったので、これらの企業の役員クラスの方々と仕事をした経験もアピールしました。

これによって“有力企業の役員との仕事を通じてまとまった規模の売り上げを任せられるコンサルタント”とアドミッションに思ってもらうことを狙いました。このような人はどのコンサルティングファームでも欲しがる人材であり卒業後に就職先を見つけられるだろうし、これまでの経験はビジネススクールの授業の中でも貢献できるとアドミッションにも認識してもらえると思ってアプリケーションを作りました。そうなれば出身企業のネームバリューのハンデはそれほどなく、自分自身の中身での勝負に持って行けると思います。






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